「お客様に委ねるしかない」臨時情報発表から一夜 観光地は通常通りの賑わいもホテルはキャンセル相次ぐ

AI要約

道後観光地は臨時情報の影響を受けずに普段通り賑わっている。

一部の観光客は地震の可能性について不安を感じつつも、旅行を楽しんでいる。

一方、道後の宿泊業は急なキャンセルが相次ぎ、不安定な状況にある。

「お客様に委ねるしかない」臨時情報発表から一夜 観光地は通常通りの賑わいもホテルはキャンセル相次ぐ

臨時情報の発表から一夜明けた観光地・道後は、9日も普段通り観光を楽しむ人で賑わっていました。

兵庫から

「けさこちらに来た。もともと大地震が来るとは言われているし、そのうち来るとは思っていたが、まだ地震が来る可能性はそうでもないと思って来ました」

東京から

「ニュースをきのう宿に戻ったらずっと見ていた」

「知らない場所なのでどこに避難していいかも全く分からないのでニュースや携帯で調べて旅行を楽しむ」

一方、宿泊業では臨時情報の発表に伴う影響が出始めていました。

道後プリンスホテル・河内広志会長

「電話がかなり鳴った。『松山・道後の状況はどうですか』と、たぶん予約客が不安視して電話したんだろうと思う」

こちらのホテルでは9日午前までに、この先1週間に予約していた客のうち30人ほどからキャンセルの連絡があったということです。

河内広志会長

「きょうからお盆の入り口ということで、1週間以内が勝負だと思っていたらそこに見事にはまってこのようなことになったので大変憂いている」

道後の旅館で作る組合では、巨大地震を想定した訓練を定期的に実施するなど災害に強い観光地を目指していますが、河内会長は道後を訪れるかどうかの判断は、「客に委ねるしかない」と話していました。