切り干し大根こそ、インドの漬物アチャールにぴったり! しかもめちゃくちゃ簡単。

AI要約

アルモンデ料理家、大塚佑子さんが提供するアルモンデ料理のレシピ紹介。

第4回は「切り干し大根のアチャール」の作り方を紹介。

さまざまな野菜でアチャールを作る方法や、アチャールとは何かについても解説。

切り干し大根こそ、インドの漬物アチャールにぴったり! しかもめちゃくちゃ簡単。

「家にあるものでチャチャッとおいしいものが作れるようになりたい」

そう思っている方は多いのではないでしょうか。

その悩みを上手に解決してくれるのが、アルモンデ料理家、大塚佑子さん。

「アルモンデ」は「今あるもので」「季節にあるもので」の意味。アルモンデ料理は、上記の願いを叶える料理です。

大塚さんが開催している料理教室は、素材を見ながら、参加者全員で何を作るか考えていくという、ユニークなスタイルです。

そこで提供されてきたアイデアとコツから、具体的なレシピをお伝えしていくシリーズ。

「乾物とスパイス」をテーマとしたアルモンデ料理、第4回は、「切り干し大根のアチャール」です。

アチャールという料理を知っていますか?

アチャールはスパイスを使ったピクルス。日本の漬物のような存在で、インドやネパールでは定番のおかずです。野菜をスパイスと塩、酸味で味付けするのが基本の作り方。

様々な野菜ですぐに作ることができるので、覚えておくと役に立ちます。

塩を効かせれば保存も効くから、さまざまな野菜でアチャールを作ってみるのもおすすめです。何種類かをカレーと合わせて食べてみると、面白いですよ。

生野菜で作ることの多いアチャールですが、今回は切干大根を使います。細い切干大根でも、太い割干大根でもアルモンでOK。

使用するスパイスは、マスタードシード1種類です。瓶詰めの粒マスタードに使われているのがこちらです。辛いイメージかもしれませんが、マスタードシード自体の辛味はほんのり。

プチプチした食感も楽しめるので、ぜひ使いこなしたいスパイスです。

オイルは何を使っても良いのですが、ごま油やオリーブオイルなど香りが強いものよりは、太白ごま油や米油など、クセのないものをお勧めします。

<材料>

切り干し大根/赤かぶ/レモン果汁/塩/アガベシロップ/マスタードシード/米油

<作り方>

【1】切り干し大根はひたひたの水で戻し、戻ったらしっかり絞って水気を切っておく。もどし汁は捨てずに、味噌汁の出汁等に使って。長いようであれば食べやすい長さにカットする。赤かぶは千切りにし、塩もみをしておく。

【2】かぶがしんなりしたら軽く水気を絞り、切干大根を加え、レモン果汁→アガベシロップ→塩で味をつける。この順で味を足すたびに、さっくりあえて味見をする。好みの甘酸っぱい感じに味付けできたらOK。

【3】小さな鍋かフライパンにマスタードシードと浸るくらいの油を入れ、弱火で熱する。シードの周りがシュワシュワしてきたら火を止めて、【2】の上からまわしかけ、全体を和えて出来上がり。

:arrow_down:アルモンデ、ここが大切

※アガベシロップは砂糖やハチミツでもOK。

※きゅうりやピーマンなどの夏野菜や、そこに紫蘇や茗荷の薬味の千切りを加えてもおいしいです。

<もう一品>

ケールとパクチーのカレーサラダ

<材料>

ケール/パクチー/レモン果汁/塩/カレー粉

<作り方>

【1】ケールは葉の部分を茎からとり、食べやすい大きさにちぎっておく。パクチーは葉の部分をちぎり、茎の部分は細かく切っておく。

【2】ケールをボウルに入れ、三本指でつまむくらいの塩を加え、ぎゅっと握るように塩揉みをする。しんなりしたら塩を落とすように軽く水洗いをして水気を切っておく。

【3】【2】のケールと刻んだパクチーをボウルに入れ、塩、レモン果汁で味を整えてからカレー粉を少し加え、全体をさっくり和えたら出来上がり。

:arrow_down:アルモンデ、ここが大切

※最後にお好みのオイルを少し加えるとよりしっとりと仕上がります。

※みじん切りの玉ねぎをケールと一緒に塩揉みしてもおいしい。

※塩揉みして水洗いする下ごしらえをすることで、ケールの硬さや渋さが抜けて食べやすくおいしくなります。生で食べるときはぜひやってみてください。

※カレー粉は入れすぎないほうが野菜の味を楽しむことができます。両手いっぱいのケールに小さじ1/2以下くらいがちょうどいいです。

Text by Keiko Hirose