「てまえどり」などで食品ロス削減を 大阪・箕面の児童ら出前講座で学ぶ 

AI要約

箕面市の環境クリーンセンターで食品ロスについての出前講座が行われ、児童らが熱心に学んだ。

日本の食品ロスが年間約523万トンに上り、箕面市では「てまえどり活動」などの取り組みを行っている。

講座では、食品ロスが地球温暖化にもつながる影響を指摘し、自宅でできる対策も紹介された。

「てまえどり」などで食品ロス削減を 大阪・箕面の児童ら出前講座で学ぶ 

食品ロスをテーマにした出前講座が、箕面市の環境クリーンセンターで行われ、市立東小学校4年約70人が熱心に学んだ=写真。児童らは「食べ物を無駄にしない」と誓っていた。

日本では年間約523万トン(令和3年度食品ロス量推計値)の食品ロスが発生し、国民1人あたりに換算すると毎日おにぎり1個分(約114グラム)になる。

箕面市では食品ロス対策として、「てまえどり活動」を推進。日々の買い物で商品棚の手前にある商品を積極的に選ぶよう呼びかけており、出前講座もこうした取り組みの一つだ。

講座では、日本での食品ロスの量は世界の食料援助量(令和3年は年間約440万トン)の約1・2倍に相当し、不均衡な状態になっていると指摘。食品ロスの影響で二酸化炭素が大量に排出され、地球温暖化にもつながっているとした。

そのうえで、自宅でできる食品ロス対策を紹介。必要に応じた買い物で食材を使い切り、日持ちする食品は少し多めに買い、使った分だけ買い足すことで、常に一定量の食品を家に備蓄するように呼びかけた。

児童らは真剣な表情でメモを取り、自分にもできる食品ロス対策を話し合った後、「好き嫌いをせず、食べ物を無駄にしないようにしたいと思った」などと話していた。