初心者にはおススメできません。こんなパッケージングは二度とないでしょう……ZX-12R【今週の愛車ピックアップ】

AI要約

2000年に登場したZX-12Rは、世界最速を誇るモンスターマシンとして知られる。最高速301km/hを記録し、航空産業の技術を投入したバックボーン型モノコックフレームや新設計の水冷直4エンジンを擁する。

オーナーのUGさんは初期型のA1マレーシア仕様を愛車として選択。20年以上経過した車体にはトラブルが多いが、その個性的な魅力に惹かれ、唯一無二の愛車として乗り続けている。

UGさんは「こんなパッケージングのイカレバイクはもうこの先永遠に出ることは無いと思います」と語るほど、ZX-12Rの強烈な個性に魅了されている。

初心者にはおススメできません。こんなパッケージングは二度とないでしょう……ZX-12R【今週の愛車ピックアップ】

ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはカワサキ「ZX-12R」、オーナーは「UG」さんです。

2000年に登場したZX-12Rは、当時「世界最速」を誇ったスズキ「HAYABUSA」に対する強力なライバルとして、最高速301km/hをマークしたモンスターマシン。現在も300km/hを上限とする最高速度規制の中で、最速の一角として知られる存在です。Ninja H2に先んじ、カワサキが誇る航空産業の技術も惜しみなく投入。二輪車初となるバックボーン型モノコックフレームを採用し、コンパクトで軽量かつ、世界最速クラスの負荷に耐えられる剛性を発揮。178PS/10,500rpmを発揮する新設計の水冷直4エンジンはもちろん新設計で、フロントカウルから武骨に突き出した吸気口や、サイドカウルのウィングレットはそのエアロダイナミクスの合理化を表すものです。現在に続くカワサキメガスポーツの進化の一翼を担っていたのでした。

今回紹介する「UG」さんはそんなZX-12Rの初期型モデルを愛車にセレクト。「最終的に1番イカれたのを買おうと」A1マレーシア仕様ということで、後年洗練されていった各モデルに比べると「A1がいかにぶっ飛んでいたが分かりました笑」といい、また20年以上が経過している車体ということで、水漏れや排熱問題などトラブルもしばしば。「まず初心者にはオススメ出来ないです」とさえ表現する荒馬っぷりは、選ばれたライダーにしか乗りこなせない存在とも言えます。しかし、だからこそ「こんなパッケージングのイカレバイクはもうこの先永遠に出ることは無いと思います」というコメントの通り、その強烈な個性に惚れたオーナーからは、唯一無二の愛車として大切にされています! 我こそはと思うライダーは、一度は乗り味を試してみたいマシンですね。

文/Webikeプラス 編集部