「時代に合ってる…?」 歴代ガンダム作品「ぶっ壊れ性能」なオーバーテクノロジー機

AI要約

"ガンダム"シリーズに登場するハイスペックなメカについて振り返る。最初に登場したサイコガンダムMk-IIは驚異的な火力と大型のサイズを持ち、異常な性能を誇る。

しかし、初登場時にはパイロットの不安定な精神状態の影響で十分な性能を発揮できなかった。後にネオ・ジオンに接収され、パイロットプルツーの手で真価を発揮。

グリプス戦役時に生まれたモンスターマシンでありながら、第一次ネオ・ジオン抗争時の最新鋭機に匹敵する戦果を挙げた。

「時代に合ってる…?」 歴代ガンダム作品「ぶっ壊れ性能」なオーバーテクノロジー機

『ガンダム』シリーズには、高度な技術によって生み出されたさまざまなメカが登場。時代が移り変わるとともに進化の過程も描かれ、そういった緻密な設定が作品にリアリティを与えてくれる。

 しかし、長い『ガンダム』の歴史のなかには、視聴者が「性能が高すぎるのでは……!?」と感じてしまう機体があったのも事実。

 そこで今回は、時代を超越しているように感じた、とくにハイスペックなメカについて振り返っていこう。

 まずは『機動戦士Zガンダム』や『機動戦士ガンダムZZ』に登場したモビルアーマー(MA)の「サイコガンダムMk-II」だ。

 同機は、20門のメガ・ビーム砲を備え、頭部にも小型のメガ・ビーム砲が2門、腹部には3連装のメガ拡散ビーム砲を持つ。さらに腕部に有線式サイコミュがあり、そこからもビーム砲が撃てるという、すさまじい高火力を誇る機体だ。

 しかも全高約40メートル、全備重量280トンという超大型機で、劇中で可変MAのバウンド・ドックと並んだシーンでは、比較的大きいバウンド・ドックが小さく見えるほどの迫力があった。

 ただし、テレビアニメ『機動戦士Zガンダム』では、同機のパイロット「ロザミア・バダム」の精神面が不安定だったこともあり、本来の性能を発揮できないままコクピットを狙い撃たれて沈黙している。

 そして続編の『機動戦士ガンダムZZ』で、サイコガンダムMk-IIはネオ・ジオンに接収されていた。強化人間のプルツーがパイロットとなり、攻守に渡って「リフレクター・ビット」を使いこなすなど、ようやく本来の高性能を披露。

 エルピー・プルのキュベレイMk-II、ジュドー・アーシタのZZガンダムなどと交戦しながら、互角以上のパフォーマンスをみせた。

 グリプス戦役時に生まれた機体ながら、第一次ネオ・ジオン抗争時の最新鋭機にひけを取らなかったのは驚異的。これだけのモンスターマシンが『Zガンダム』時代に実用化されていたのは、オーバーテクノロジーと言えるかもしれない。