暑い夏の日は「発泡酒」「新ジャンル」で乗り切る!ビールとの違いや、節約効果はどのくらい?
ビール・発泡酒・新ジャンルの違いを定義と価格に分けて解説しました。
酒税法による特徴の違いや価格差など、それぞれの特徴を明確に紹介しました。
記事を通じて、ビール愛好家や節約志向の方々にとって参考になる情報を提供しました。
暑い夏には、冷たいビールを楽しむ方もいるでしょう。
一方で、物価高騰の影響を受け、毎日ビールを飲みたいけれど出費が気になる……。とお悩みの方もいるかもしれません。最近ではビールだけでなく、発泡酒や新ジャンルといった種類も豊富に発売されています。
そこで今回は、発泡酒や新ジャンルの違いについてまとめました。価格や特徴の違いを知りたい方や、ビールを飲みたいけれど節約もしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
まずは、ビール・発泡酒・新ジャンルの違いを、定義と価格に分けて見てみましょう。
◆酒税法による特徴の違い
ビール・発泡酒・新ジャンルは、酒税法による定義が異なります。国税庁「ビール・発泡酒に関するもの」、アサヒ「お客様相談室 Q新ジャンルって何?」より、それぞれの違いをご紹介します。
【ビール】
イ:麦芽、ホップ、水を原料として発酵させたもの
ロ:麦芽、ホップ、水および麦その他政令で定める、苦味および着色料などの物品および香味料を原料として発酵させたもの
ハ:イまたはロの酒類にホップまたは政令で定める香味料を加えて発酵させたもの
さらに、「アルコール分20度未満のもの」と定義されています。
ただし、その原料中麦芽の重量がホップおよび水以外の原料の総重量の100分の50以上のものであり、かつ、政令で定める香味料の総重量が麦芽の重量の100分の5を超えないものに限られるようです。
【発泡酒】
イ:麦芽または麦を原料の一部としたもの
ロ:イ以外の酒類でホップを原料の一部としたもの
ハ:イまたはロ以外の酒類で、香味、色沢そのたの性状がビールに類似するものとして政令で定める一定のもの
なお、ビールと同様、「アルコール分20度未満のもの」と定義されています。
【新ジャンル】
発泡酒に麦原料スピリッツを加えたものと、糖類、ホップ、水および大豆たんぱくなどを原料として発酵させたものの、2つの製法に分類されます。前者が「発泡酒②」後者が「発泡酒③」と表示され、どちらもエキス分が2度以上のものです。
ビールは麦芽の比率が50%以上と決められていますが、発泡酒は特に比率に関する記載はないようです。新ジャンルも発泡酒の一種ですが、麦芽ではなく大豆などが原料に含まれます。
ビール・発泡酒・新ジャンルの定義は、麦芽の比率や原料の違いであると分かりました。
◆価格による違い
次に、価格による違いを見てみましょう。あるメーカーのビール・発泡酒・新ジャンルの1本当たりの価格を、表1にまとめました。