「花火の燃えカス」問題で「花火大会」の中止が続々と…被害総額が1,200万円の地域も

AI要約

今年の夏は各地で花火大会が中止されている理由について紹介。原因として燃えカス被害や資金難、人手不足などが挙げられている。

日本財団がおこなった「海と日本人」意識調査の結果を紹介。小学生の75%が海に行きたいと回答するも、実際に海に行った割合はそれより低かった。

子育て世代が海への意識が低いことが子どもに影響している可能性を指摘。海水浴に対するイメージや準備の手間などが関連している。

「花火の燃えカス」問題で「花火大会」の中止が続々と…被害総額が1,200万円の地域も

モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜 6:00~9:00)。この記事では、7月15日(月)~7月19日(金)の放送から、ニュースを象徴する1つの数字にスポットを当てるコーナー「SUZUKI TODAY’S KEY NUMBER」で取り上げたトピックを紹介します。

去年は夏の風物詩「花火大会」が各地で復活しましたが、今年は各地で続々と中止を決定しています。

例えば、千葉県船橋市の「ふなばし市民まつり 船橋港親水公園花火大会」は、去年4年ぶりに開催され、およそ6万人が訪れましたが、今年は開催中止に。原因は、花火の燃えカスが港に停泊しているボートなどに被害を与えたためで、被害総額はおよそ1,200万円だったそうです。

ユージは「中止の理由は燃えカスだけじゃなく、費用高騰による資金難や人手不足などもあるそうですね。花火大会は、自治体とかそういったところが主体のものが多いですから、資金難や人手不足で大変なようですね」とうなずいていました。

日本財団は「海と日本人」に関する意識調査の結果を発表。今年初めておこなった親子調査では、75%の小学生が海に「行きたい」と回答。全世代の59%、高校生の68%と比べても高かったものの、直近1年間で1日以上、実際に海に行った小学生は60%でした。

この結果を受けて、調査をおこなった日本財団は「子育て世代である20代、30代が海への意識が低いことが、子どもにも影響しているのではないか」と推測。吉田が「住んでいる場所にもよりますけど、海水浴は行くまでに時間がかかるし、準備や片づけとかに時間や手間がかかるイメージがあるかもしれないですね」と話すと、ユージも「プールとかも結局は(行くための)準備とか必要なんだけど、海のほうがひと手間かかるイメージがある」と同意していました。