「二つの太陽」相互観賞、和歌山 巡礼道終着市町が国際交流

AI要約

和歌山県那智勝浦町とスペイン・フィステーラ市とのオンライン交流会が世界文化遺産の熊野古道を通じて開催された。

町の日の出と市の日没が重なるタイミングに合わせて開催され、参加者はモニター越しに二つの太陽に感動した。

両市はサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を終着点として交流協定を結び、熊野灘の朝日とフィステーラ岬の夕日を楽しんだ。

 世界文化遺産の熊野古道で知られる和歌山県那智勝浦町で24日、共に巡礼道の終着点となっているスペイン・フィステーラ市とのオンライン交流会が開かれた。町の日の出とフィステーラ市の日没がほぼ同じ時刻に重なるのに合わせて開催。参加者はモニター越しに「二つの太陽」に見入った。

 市が終着点となっているのは、世界文化遺産の「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」。1月に交流協定を結んだ。

 那智勝浦町の参加者は海が望めるホテルのロビーから熊野灘に昇る朝日を眺め、設置されたモニターでフィステーラ岬の灯台沖に沈む夕日を観賞した。町の中学1年伊藤里依咲さん(12)は「とてもきれい」と話した。