感染者急増で“11波”へ…新型コロナの新たな変異株「KP.3」 感染力強く、喉の痛みや発熱症状 一部の薬が不足も

AI要約

新型コロナウイルスが11度目の流行期に入りつつあり、感染拡大が危惧される。オミクロン株から派生した「KP.3」が主要な感染源であり、感染力が強いとされる。

東京都ではコロナ患者の報告数が増加傾向にあり、全国的にも感染者が増加している。厚生労働省によると、最近の感染者は5万5072人に達する。

病院ではコロナ患者数が増加し、待合室は溢れ返っている。診察や薬の費用は保険適用が可能であり、治療に対する負担は比較的少ない。

感染者急増で“11波”へ…新型コロナの新たな変異株「KP.3」 感染力強く、喉の痛みや発熱症状 一部の薬が不足も

新型コロナウイルスが、11度目の流行期に入りつつありる。

感染を広げているのは、オミクロン株から派生した新たな変異株「KP.3」だ。

東京都は先ほど、7月15日から21日までの1週間のコロナ患者の報告数を発表。

1医療機関あたり「8.50人」で、前の週の「7.56人」から約12%増加していた。

これは今週月曜日に撮影された、千葉県内にある病院の様子。

待合室は、発熱外来に訪れた患者で溢れ返っていた。

ある40代の男性は検査の結果、「陽性」と診断された。

感染者は全国的に増加傾向にあり、厚生労働省によると、7月14日までの1週間に感染した人は5万5072人。

流行の第11波に入りつつある。

全国の都道府県で最もコロナ患者が多いのは、鹿児島県。

次いで佐賀県と、上位10位の中に九州の6県が入っている。

感染を広げているのは、オミクロン株から派生した新たな変異株「KP.3」。

感染力が強く、主に喉の痛みや発熱などの症状を引き起こすとされている。

現在、「KP.3」による感染拡大に加え、手足口病などの流行もあり、都内の薬局では咳止めなど、一部の薬が不足している状況。

では、病院を受診するといくらくらいかかるんだろうか?

24日にコロナ陽性と診断された都内に住むスタッフの場合、保険適用され、抗原検査と診察代あわせて、病院で支払った費用は2240円。

一般的な風邪と同様の解熱剤と咳止めなどが処方され、薬局で支払った費用は770円だった。

ただし、喉の炎症を抑える薬が不足していて、ジェネリックがなくなっていたという。

(「イット!」 7月25日放送より)