「お盆の時期が一番危ないかな」新型コロナウイルス感染者急増 8~9月にかけてさらに拡大の予測
新潟県内で新型コロナウイルス感染者が急増しており、夏場の感染拡大が懸念されている。
専門家は暑さや換気不足が感染拡大の背景にあると指摘しており、基本的な対策の徹底が求められている。
感染者数の増加は変異株の影響もあり、厳重な警戒が必要である。
熱中症も心配される中、新型コロナウイルスの感染者が新潟県内でも急増していて、8~9月にかけてさらに流行の拡大が心配されています。
専門家は、夏場の感染拡大に警鐘を鳴らしています。
【古町ルフル消化器内科クリニック 鈴木東院長】
「これから暑くなって、お盆の時期が一番危ないかなと考えています。人の出入りが増えますし…」
こちらの病院でも、今月始めは1日3~4人だった陽性者が今週に入って急増し、21日には20人となりました。
新潟県のまとめでも、1医療機関当たりの感染者数は4月以降徐々に増え続け、先週は1週間で5.97人。今週は更に増える見込みだということですが、その全てが変異株の『KP.3』だということです。
■「夏で暑くて、抵抗力が落ちているんじゃないか」
夏の感染拡大の背景には “暑さ”が関係している、と古町ルフル消化器内科クリニック(新潟市中央区)の鈴木東院長は話します。
さらに、マスクを付ける人が減ることや、エアコンも関係しているといいます。
「換気をしないと感染しやすくなるので、それは大切だと思います。夏になってこれだけ暑いと、窓を開けることもなくなるので」
新型コロナウイルス感染症について国立感染症研究所では、8~9月にかけてさらに流行が拡大すると予測していて、基本的な対策の徹底を呼びかけています。