おいしい「とうもろこし」をスーパーで買うときに野菜のプロが見ている”見分けるコツ”とは?

AI要約

とうもろこしの選び方について、野菜ソムリエの植松愛実さんが教えてくれました。

ヒゲつきのとうもろこしを選ぶと、実がぎっしり詰まったおいしいものを選びやすいです。

ヒゲの本数や色、皮の状態などをチェックして、新鮮で甘いとうもろこしを選びましょう。

おいしい「とうもろこし」をスーパーで買うときに野菜のプロが見ている”見分けるコツ”とは?

夏場のおやつに、そして晩ご飯の大皿にも活躍するとうもろこし。今の季節はスーパーの広告にも毎週のように載っていて、新鮮なものが安く手に入りやすく、みずみずしくて甘いとうもろこしは子どもにも大人にも人気ですよね。

でも、とうもろこしを買ってきて、思ったほど甘くなかった、あるいはちょっとカスカスだった…なんて経験をしたことがある人もいるのでは。今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、失敗しないためのとうもろこしの選びかたを教えてもらいます。

売り場でヒゲつきのとうもろこしが並んでいた場合はチャンス!とうもろこしはヒゲつきのほうが圧倒的においしいものを選びやすいのです。

まずは、ヒゲの本数が多いものがおすすめ。とうもろこしのヒゲは飾りではなく、じつは実ができるための重要な部分。

ヒゲに花粉がつくことで受粉して実ができるしくみになっていて、1粒のとうもろこしが1本のヒゲとつながっているのです。つまりヒゲの本数が多いということは、実の粒の数が多いということ。スカスカのとうもろこしではなく実がぎっしり詰まったとうもろこしを選ぶことができます。

ヒゲの色に関しては、白っぽいものよりも濃い茶色のもののほうが、熟していておいしい印。またパサパサしているものよりしっとりしているもののほうが新鮮です。

ヒゲなしのとうもろこしの場合はまず、皮の色を見ましょう。

皮が濃い緑色のものがおすすめ。とうもろこしの皮は、収穫から時間が経つとだんだん色あせてうすい緑色になったり黄色っぽくなったりするので、濃い緑色のものほど新鮮なのです。

この点は、ヒゲつきのとうもろこしを買うときにもチェックしたいポイントですね!

また、ヒゲなしで売られている場合、中身が見えるように少しだけ皮がむかれた状態で置かれていることが多いと思います。中身が見えるときは、実がぎっしり詰まっていて、粒の大きさが比較的そろっているものを選びましょう。

最後に、同じくらいの大きさのとうもろこしであれば、より重くずっしりしているものがおすすめです。