予想以上に賞与が少なく「ボーナス払い」の自動車ローンが厳しくなってきました。途中で支払い方法を変更することはできるでしょうか？

自動車ローンを組んでいる人の中には、ボーナス払いを利用している人がいるかもしれません。しかし、ボーナスが減ってしまい、支払い自体が難しくなってしまう人もいるでしょう。

今回は現在利用しているローンの返済方法から、別の支払い方法に変更できるのかを解説します。また、支払いが難しい場合の対処方法についてもまとめました。

ローン返済の支払い方法を変更できるかは、契約しているローン会社によって異なるようです。そのため、まずは一度契約しているローン会社に問い合わせてみましょう。また、支払い方法によって変更できる項目が異なるケースもあるとされています。

例えばボーナス払いの月は変更できても、支払い回数は変更できないなどがあげられるでしょう。

仮にボーナス払いが難しい場合、そのままにしておくのはあまり推奨されません。なんらかの対策を講じて、自身が無理なく支払える方法を見つけることが大切です。

ボーナスが減ってしまい、自動車ローンの支払いが難しい場合は、以下の3つの方法で対策しましょう。

・家族に相談する

・ローン会社に相談する

・任意売却を検討する

それぞれの内容について、詳しく解説します。

◆家族に相談する

自動車ローンのボーナス払いが難しい場合、身近な家族に相談してみましょう。家族であれば、金銭面のサポートをしてもらえるかもしれません。

例えば一時的に肩代わりしてもらったり、数ヶ月分を代わりに払ってもらったりなどの対応が可能な場合もあるでしょう。

また、家族からお金を借りる場合、利息の支払いを求められるケースも少ないと考えられます。そのため、カード会社や消費者金融などからお金を借りるのに比べて、負担が増えない点もメリットといえるでしょう。

◆ローン会社に相談する

家族への相談が難しい場合や、相談のうえでサポートを受けることが難しいと分かった場合は、ローン会社への相談も検討してみましょう。必ず対応してもらえるわけではありませんが、内容によっては支払いを猶予してもらえたり、一時的に減額してもらえたりするケースがあるようです。

なお、相談に関しては、できるだけ早いタイミングでするようにしましょう。滞納が発生してから事情を説明するよりも、自分から問い合わせた方が、双方にとってよい結果につながる可能性があります。

◆任意売却を検討する

もし家族やローン会社に相談しても解決策が見いだせないようであれば、任意売却も検討してみましょう。任意売却とは、車を売ったお金をそのまま返済にあてる方法を指します。ローン残高に対して、売却額の方が多ければ、その分は返金されるようです。

対して、不足する場合は、残りの分を支払わなければなりません。また、任意売却をする際の注意点として、車の所有者が誰になっているかがあげられます。もしローン会社などが所有者になっている場合は、許可を得なければ売却できない点に注意しましょう。