肉がない!「家にあるもん」で作る絶品カレー。「スパイスと乾燥豆」の魔法

AI要約

アルモンデ料理家、大塚佑子さんが提供するアルモンデ料理教室では、参加者がその日のテーマに沿って素材を見て、触れて、食べてみて、一緒に料理を考えるユニークな形式が特徴的。

乾物とスパイスを使った料理が幅広いアレンジが可能であり、カレー粉やスパイスを使って小豆とココナッツのカレーを作ることで素材の味を引き立てるおすすめのレシピ。

小豆を使ったカレーは夏にもぴったりで、小豆に含まれるカリウムがむくみ解消に効果的であり、ココナッツとの組み合わせも意外な美味しさを生み出す。

肉がない!「家にあるもん」で作る絶品カレー。「スパイスと乾燥豆」の魔法

「家にあるものでチャチャッと美味しいものが作れるようになりたい」

そう思っている方は多いのではないでしょうか。

その悩みを上手に解決してくれるのが、アルモンデ料理家、大塚佑子さん。

「アルモンデ」は「今あるもので」の意味。アルモンデ料理は、上記の願いを叶える料理です。

大塚さんが開催している「アルモンデ料理教室」はユニークです。

決まっているのは、その日のテーマだけ。レシピは準備されていません。

用意された素材を見て、触れて、食べてみて、参加者全員で何をつくるか決めていきます。

素材の組み合わせ。炒める、煮る、揚げるといった調理法。しょっぱい、酸っぱい、甘い、という味付け。すべてみんなで相談していくんです。

今あるものと向き合い、調理法や味付けを選び、食べたいものをつくる。この習慣が身につくと、料理はぐんとラクになります。

しかも今あるもので料理をするから、食材を使い切ることもできるようになります。

まさに一石二鳥。

そんなアルモンデ料理教室で提供されてきたアイデアとコツから、具体的な料理をお伝えしていくシリーズ。

第1回のテーマは、「乾物とスパイス」です。

今回は、「小豆とココナッツのカレー」をご紹介します。

家にあるのに使いきれない食材の代表格、それは乾物です。

すぐに食べなくても大丈夫、という安心感から「また今度……」と後回しになってしまいがち。気づけば数年経っているなんてこともありますよね。

乾物といえども、おいしく食べられる期限はあります。あまり古くならないうちに使うようにしましょう。

乾物をうまく使いこなせると、料理の幅はぐんと広がります。|乾物=煮物というイメージが強いけれど、スパイスと組み合わせてカレー仕立てにするのもおすすめです。

本格的なスパイスがなくても、普通のカレー粉だけで十分おいしくつくることができます。どこのスーパーにもあるS&Bの赤缶などで大丈夫。

今回ご紹介する小豆のカレーでは、カレー粉やスパイスが、豆の美味しさを引き出すための重要な役割を果たします。

豆を使ったカレーは、本場インドにも様々ありますが、日本でも手に入りやすく、なおかつ暑い季節におすすめなのが、小豆を使ったカレー。夏は水分のとりすぎや冷房による冷えで、むくみやすいんです。

小豆に多く含まれるカリウムはむくみ解消と共に、体内に溜まりやすい水分や塩分を排出してくれます。

小豆とココナッツなんて、デザートみたいな組み合わせですが、ひとくち食べるとあら不思議。ご飯との相性も抜群です。塩とカレー粉だけで、ぴたりと味が決まります。ぜひお試しください。

小豆を茹でるのも実は簡単。鍋にさっと洗った小豆と小豆の2倍量の水を入れ、最初は中火で、沸騰したら弱火で茹でるだけ。途中水分が少なくなったら、小豆がお湯から出ないくらいの水を足してください。サラダで食べたいくらいの柔らかさになったら完成です。茹ですぎてもそれはそれで美味しいので大丈夫。