電柱の巣で生まれたコウノトリ ひなの愛称は「かれん」母親は「つむぎ」と命名「来年もこの地で子育てを」

AI要約

電柱の巣でこの春生まれた「コウノトリ」のひな1羽が順調に育ち、巣立った。

ひなの愛称は「かれん」、母親は「つむぎ」。地元の住民がひなの元気な姿をあたたかく見守っている。

白石町では3年連続でコウノトリのひなが誕生し、2年連続で巣立ちが確認された。来年もコウノトリの子育てが楽しみにされている。

電柱の巣で生まれたコウノトリ ひなの愛称は「かれん」母親は「つむぎ」と命名「来年もこの地で子育てを」

電柱の巣でこの春生まれた「コウノトリ」のひな1羽が順調に育ち巣立った。ひなの愛称は「かれん」、母親は「つむぎ」。エサをとったり水浴びしたり…ひなの元気な姿を地元の住民があたたかく見守っている。

国の特別天然記念物「コウノトリ」の巣があるのは佐賀・白石町の電柱。つがいのコウノトリが2024年3月下旬から巣作りを始め、4月下旬、メスのひな1羽のふ化が確認された。

ひなは順調に成長し、個体を識別する「足環」の取り付けが、6月7日、日本野鳥の会や九州電力送配電などの企業が協力して行われた。

その後も順調に成長し、白石町は6月下旬、コウノトリのひな1羽が巣立ったと発表。

巣の近辺では、巣立ったひなが周辺の電柱に飛んで行ったり、着地したりする様子が見られ、元気な姿を地元の住民が見守っている。

白石町では、まだ名前が決まっていなかった母親と巣立ったひなの名前を町民に募集。ひなに75件、母親に66件の応募があり、この度“愛称”が決まった。

ひなは、可愛らしい様子や巣の周りで育てられているレンコンのハスの花にちなんで「かれん」と命名。

母親は、これからもパートナーと愛をつむぎ、たくさんの子供を白石町内で育てていってほしいという願いから「つむぎ」に決まった。

白石町では、2022年にコウノトリの子育てを確認。ひなの誕生は3年連続。巣立ちは2023年に続いて2年連続での確認となった。

コウノトリの親子はしばらく巣を拠点に活動するとみられるが、8月頃には白石町をあとにし、エサを探しながら九州北部で生活する見込みだという。

日本野鳥の会佐賀県支部は、「コウノトリのつがいが子育てに成功したので、また来年も白石町内で営巣し子育てに励むだろう」と来季への期待を語る。地元の住民もコウノトリの子育てが来年もこの地で行われることを楽しみにしている。

(サガテレビ)