ガスコンロからIHクッキングヒーターにしようか迷っています。IHの1ヶ月の電気代はどれくらいですか?

AI要約

IHは高い熱効率で電力の無駄が少ないのが特徴。メリットや電気代の計算方法、IH本体の価格について紹介。

IHを使う際の注意点や費用、IHによるメリット、節電方法についても解説。

ガスコンロからIHへの切り替えによる安全性やお手入れのしやすさ、使える鍋の種類についても説明。

ガスコンロからIHクッキングヒーターにしようか迷っています。IHの1ヶ月の電気代はどれくらいですか?

IHは熱効率が約90%と高く、電力の無駄が少ないことが大きな特徴の一つです。IHはガスコンロに比べメリットがたくさんあります。また、ガスコンロと違い、IHは電気代が主な固定費です。そこで今回は、IHの1ヶ月の電気代、IH本体と設置費用などについて詳しく紹介します。

標準的な4人家族世帯にて、朝・昼・夕食時に標準的なメニューでIHを使用した場合の1ヶ月の電気代は1170円(税込)です。なお、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金目安単価31円/kWh(令和4年7月改定)で算出しています。

IHを使用した場合の電気代の計算式は以下の通りです。

電気代=消費電力(kW)×調理時間(h)×1kWあたりの電気代(円)

IHの定格消費電力は最大で5800Wですが、実際に最大電力で使用されることはほとんどありません。そのため、火加減や各調理工程にかける時間、契約している電気料金プランによって金額が変わります。

大問屋がおすすめする3つのメーカーのIHの価格(税別)を表1にまとめました。

表1

表は大問屋「IHクッキングヒーター商品一覧」を基に筆者が作成

本体の口数やグリルの有無、業者などによって費用が変動します。参考程度にご覧ください。

ガスコンロからIHに変えたい場合、IH対応の鍋に買い変える必要があります。

IHでは材質や底の形状により、使える鍋と使えない鍋があります。使える鍋と使えない鍋を表2にまとめました。

表2

表は一般社団法人日本電機工業会「IHクッキングヒーターに使える鍋」を基に筆者が作成

IHで使用する場合は、財団法人製品安全協会のマークのある鍋をおすすめします。また、メーカー・機種により、使える鍋・使えない鍋の形状・材質がやや異なることがあるため、使用する際は取扱説明書をご覧ください。

ガスコンロからIHに変えると、火による事故を防げるため安全性が高まり、フラットな形状になるためお手入れがしやすくなるといったメリットが増えます。それでも電気代が気になる方は、少し工夫するだけで節電に繋げることが可能です。

■料理に合わせって調理温度を調節する

最新のIHには、デジタル制御によって加熱を自動でコントロールする機能があります。この機能を使うと、スイッチの切り忘れや加熱のし過ぎを防げるため、ムダなく安全に調理ができます。煮物やカレー、パスタを茹でる時などにおすすめです。

■調理方法を工夫する

食材をあらかじめ小さめにカットしたり、電子レンジで加熱したり、圧力鍋を使用したりすると、時間をかけずに調理ができ、節約に繋がります。特に、じゃがいもなどの硬い野菜は、お湯で茹でるより電子レンジで熱を加えてからIHにかけた方が効率的です。

また、蓋や落し蓋を使って保温調理にすることで、鍋に伝わる熱を有効利用できるだけでなく、食材が早く煮え、味も染み込みやすくなります。