琉球海運の新貨物船「かりゆしⅡ」就航 トレーラー168台と乗用車281台が積める 博多-那覇往復

AI要約

琉球海運が新しい貨物船"かりゆし2"を就航させた。最大積載量は過去最大で、省エネ効果も抜群である。

船は安全性と環境への配慮を重視し、最適航行支援システムを導入している。操船のしやすさも高く評価されている。

比嘉社長は環境への影響を意識しており、友利文輝船長も船の設計に対するポジティブな意見を述べている。

琉球海運の新貨物船「かりゆしⅡ」就航 トレーラー168台と乗用車281台が積める 博多-那覇往復

 琉球海運(那覇市、比嘉茂社長)は16日、新しい貨物船「かりゆし2」を就航させた。「かりゆし」の代替船で最大積載量は30%増の7240トンとなり、同社所有7隻のRORO船で最大級。40フィートトレーラー168台、乗用車281台を積み込める。博多-那覇間を週2往復(うち1往復は鹿児島経由)する。

 全長181メートル、幅26メートル、総トン数1万1900トン。

 燃費の改善などで、2021年就航の「あやはし」より約6%の省エネ効果を見込む。内航船省エネルギー格付け制度で最高の「星五つ」取得を予定する。

 衛星通信を利用した最適航行支援システムで安全運航につなげる。比嘉社長は「単に運ぶだけではなく、環境への影響を意識した」と意義を語り、友利文輝船長は「埠頭(ふとう)接岸時も目視しやすく、揺れも少ない」と操船のしやすさを評価した。(政経部・村井規儀)