人づき合いが格段にラクになる考え方とは?一生幸せにはなれない人に共通する<ある価値観>

AI要約

「センス」と聞くと、生まれながらにもっているものという印象を受ける人がいるかもしれません。しかし、後天的に身につける社会性をもった<センス>について、作家の有川真由美さんが語る。有川さんの著書『センスいい人がしている80のこと』から、「センスがいい人」の考え方を紹介する。

気持ちのいい人は、人づき合いがシンプルで、人間関係で悩まない。無理をせず自然な付き合い方をすることが大切であり、自分にとって大切な人とのつながりを大切にする。

自分の思いを尊重し、自然な関係を築くためには、自己の感性を大切にし、無理がない付き合いを心がけることが重要である。

人づき合いが格段にラクになる考え方とは?一生幸せにはなれない人に共通する<ある価値観>

「センス」と聞くと、生まれながらにもっているものという印象を受ける人がいるのではないでしょうか。しかし、「振る舞いや言葉など社会性をもった<センス>は、後天的に身につけるものばかり」と話すのが、約50ヵ国を旅した経験をもつ作家の有川真由美さん。今回は、有川さんの著書『センスいい人がしている80のこと』から、「センスがいい人」の考え方を一部ご紹介します。

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◆みんなと仲良くしない

気持ちのいい人は、人づき合いがシンプルです。

人間関係で悩んでいるというイメージがありません。

誘われて、行きたかったら行くし、行きたくない、または都合が悪くて行けなかったら、あっさり断ります。ひと言でいうと、「無理がない」のです。

私たちは、子供のときは「友だちは多いほうがいい」、大人になっても「せっかくご縁があったんだから」と、人とのつながりを絶やさないようにします。

しかし、それぞれ成長したり、ステージが変わったりすると、つながる人が変わってくるのは必然。別れもあるし、出会いがあるのは自然なことなのです。

「親子だから」「長いつき合いだから」と情に縛られて苦しむ必要もありません。

自分を苦しめる縁なら、苦しくないところまで遠ざかってもいいのです。

◆なぜ人を嫌いになるのか

「なぜ人を嫌いになるのか」、それは自分が我慢しているからです。

これまで仕事を変え、住む場所を変えて生きてきましたが、残った友人は、無理をしなかった人ばかりです。

自然に「会いたいな」と思ったら会うし、心に余裕がないときは何カ月も連絡をしないこともある。

それでも、その人がどんな感性や思いをもって、なにを目指しているかわかり、深いところでつながっているような感覚がある……という人は、数人いればじゅうぶんではないでしょうか。

「群れない、慣れない、頼らない」とは日本画家、堀文子さんの言葉。

私は職人ですから、新鮮な感性を失わないために、この三原則を絶対に守る必要があると。

ガツンと叱られたようでした。自分らしい感性をほんとうに大切にしようとするなら、安易に迎合したり、留まったり、甘えたりしてはいけないのです。

自分にとってなにが大切かわかれば、おのずと人づき合いも絞られます。

まず自分の思いを大切にする人が、ほんとうの意味で人も大切にできるのです。