ミスタードーナツ、過去に売っていた「まさかの商品」 1度しか登場しなかった“その商品”は約40年前に発売された

AI要約

1985年に発売されたミスドのホームメイドファンシーは自宅で楽しめるドーナツだった。

ミスドは80年代後半から90年代初頭に“ファンシー”シリーズに注力し、“子どもの日スペシャルファンシー”や“クリスマスファンシー”などを販売。

しかし、ホームメイドファンシーは1985年のみの販売であり、幻のような商品となっている。

ミスタードーナツ、過去に売っていた「まさかの商品」 1度しか登場しなかった“その商品”は約40年前に発売された

 日本マクドナルドやミスタードーナツなど、老若男女に愛され続ける大手チェーン店の“懐かしの商品”にクローズアップ!――。今回は、ミスドで販売されていた商品です。

 今回紹介するのは、1985年12月に発売された「ホームメイドファンシー」。なんと、ホームメイドという名前どおり、自宅で自由にデコレーションをして楽しめるドーナツなのです。

 実は、ミスドでは1980年代後半~1990年代初頭に“ファンシー”と名付けた商品群に注力していました。このころ、ミスドは4月には「子どもの日スペシャルファンシー」(1984年~1985年、1987年~1989年、1991年)、12月には「クリスマスファンシー」(1983年~1985年、1988年~1991年)を販売しています。

 両方とも年によってデザインに差異はあるものの、子どもの日スペシャルファンシーはコイや金太郎などを飾ったドーナツ、クリスマスファンシーはサンタクロースや山小屋などをクリスマスらしくデコレーションしたドーナツです。

 一方で、ホームメイドファンシーは1985年のみの販売でした。

 1992年にはクリスマスファンシーと子どもの日スペシャルファンシーは発売されなかったものの、「バレンタインファンシー」シリーズが突如登場。

 子熊のペアのチョコプレートとコーティングチョコが特徴な「バレンタインファンシー 仲よし子熊」、子どものチョコプレートとカラービーズが特徴な「バレンタインファンシー ハッピーキッズ」など、全4種がラインアップされていました。

 ところが、1993年以降は“ファンシー”のようなかわいらしい商品は引き続き販売されましたが、一方で“ファンシー”と名付けられた商品の販売は途絶えました。

 懐かしの“ファンシー”路線のなかでも、1985年にしか販売されなかったホームメイドファンシーは、約40年経った今となっては幻のような商品だと言えるでしょう。

 なお、ミスドの公式サイトにある「misdo図鑑」では、過去に販売されていてたドーナツなどのメニュー、グッズ、パッケージを閲覧できます。