断捨離のため、自宅の庭で不用品を販売しようと思います。市などに届け出をする必要はありますか?

AI要約

自宅の庭で不用品を販売するための許可やガレージセールのポイントについて紹介。

ガレージセールでの不用品販売のポイントとして、商品の準備から価格設定、ディスプレイまでを詳しく解説。

自宅での不用品販売は特別な許可が不要で、飲食物以外の不用品を自由に販売できる。

断捨離のため、自宅の庭で不用品を販売しようと思います。市などに届け出をする必要はありますか?

不用品をただ処分してしまうのはもったいない、自宅の庭で販売したいと考える方もいるでしょう。しかし、気になるのが不用品の販売に許可がいるかどうかです。本記事では、自宅で不用品を販売する際の許可の有無や、ガレージセールで不用品を販売するためのポイントを紹介します。

結論からいうと、自宅の庭で不用品を販売するために、市などに特別な届け出をする必要はありません。ただし、飲食物の販売をする場合は、保健所の許可が必要です。また、自宅の庭で不用品を販売して得た収入は、確定申告の対象外です。家具や古着などの生活用資産を譲渡したときに発生する所得は、非課税となります。

自宅の庭で不用品を販売する行為を、ガレージセールともいいます。ガレージセールとは、アメリカでよく行われている自宅敷地内の不用品販売です。

アメリカの郊外を訪れたときに、ガレージセールをしている家を見かけたり、海外の映画内で行われたりしているのを見たことがある人もいるでしょう。ガレージセールでは、自宅にあるいらなくなったものや使わなくなったものなどを販売することで収入を得られます。

ガレージセールを行うときは、敷地を越えて公道に出ないよう注意しましょう。また、公道の電柱やほかの住宅・店舗などの壁に広告のポスターを掲示するのは、認められていません。ガレージセールでは、洋服や食器、家具など、不要になったものはほとんど何でも売却できます。

ただし、飲食物やクッキーや焼き菓子など手作りしたものの販売は基準が厳しく、許可を取る必要があるため注意しましょう。自宅の敷地内であれば比較的自由に販売ができるため、商品の陳列や値段設定などを工夫すれば、自宅を使ったフリーマーケットのように楽しめるでしょう。不用品が大量にあっても持ち出す必要がないため手軽に行えます。

ここではガレージセールで不用品を売り上げるためのポイントを紹介します。

■不用品を揃えて開催日を決める

ガレージセールを開催するためには、まず不用品を揃えることが必要です。販売する不用品の種類や数が多いほど、購入者側も欲しいものを手に入れやすくなります。不用品がある程度集まったら、人が集まりやすい日程に開催を決めましょう。また、当日現金でやり取りする場合、お釣りとなる現金を用意することを忘れないよう注意が必要です。

■不用品をジャンルごとに分類する

集めた不用品はジャンルごとに分類しましょう。自宅にある不用品としては、洋服や家具、家電製品、キッチン用品、本、おもちゃなどがあります。ジャンルに分けて価格設定を行っていくと準備がスムーズに進むでしょう。

■販売する前に掃除や修理をする

販売する不用品は、事前にホコリや汚れを取って掃除しましょう。不用品販売とはいえ、購入者側はなるべくきれいなものを手に入れたいと考えるためです。そのため、汚れやホコリがついたままだと売れにくくなってしまう可能性があります。洋服であれば一度洗濯にかけたり、食器類やおもちゃであればホコリを拭き取ったりしてから陳列しましょう。

また、販売する不用品に大きな損傷がないか確認しておくことも大切です。家電製品であれば、コンセントを挿して通常通り利用できるかどうかを事前に確認しましょう。

■お得な販売価格をつける

不用品を売れやすくするためにはお得な価格設定が重要です。価格は中古品の販売価格を参考にするのがおすすめです。フリマアプリやネットオークションで販売されている、似たような商品の価格をチェックしましょう。ガレージセールで販売する際は、手数料が取られないため、ネットオークションやフリマアプリよりもお得な価格で販売するとよいでしょう。

■見やすいディスプレイを意識する

ガレージセールを開催するときは、不用品が魅力的に見えるディスプレイを心がけましょう。商品を陳列するテーブルや棚にはブランケットをかける、服はハンガーにかけるなどの工夫をすると、購入者が商品をチェックしやすくなり、販売率がアップする可能性があります。費用を節約するためにも、自宅にあるものを利用してディスプレイを行いましょう。

自宅の敷地内で不用品を販売するのに特別な許可は必要ありません。飲食物以外であればほとんどの不用品を特別な許可なく販売できます。ガレージセールでは、自由に価格設定ができるため、ネットオークションやフリマアプリで販売されている似た商品の価格をチェックし、多くの人が購入したいと思えるお得な価格設定を行いましょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー