耳が不自由な子供たちに感動体験を フジオフードグループ本社が天神祭奉納花火へ招待

AI要約

大阪・天神祭の奉納花火を耳の不自由な子供たちに楽しんでもらうため、フジオフードグループ本社が特別観覧席を確保し、支援学校の生徒らを招待。

藤尾社長自身も右耳に難聴の障害があり、花火による感動を聴覚障害の子供たちにも体験させる取り組みを続けている。

新型コロナ禍での中断を経て5年ぶりに再開された今回は、府立中央聴覚支援学校の高校生らが招待される予定。藤尾社長は地域への貢献意識を強く持ち、今後も継続していく意向。

耳が不自由な子供たちに感動体験を フジオフードグループ本社が天神祭奉納花火へ招待

大阪・天神祭の奉納花火(25日)を耳の不自由な子供たちに楽しんでもらおうと、外食チェーンのフジオフードグループ本社(大阪市北区)が特別観覧席の一角を確保し、大阪府内の支援学校の生徒らを招待する。

聴覚障害があっても目や振動で花火の感動を味わえるとして、自身も右耳に難聴の障害がある藤尾政弘社長(69)が企画。「幼少時から周囲の人に助けられてきたので恩返しになれば」と、平成28年から毎年参加者を募り、これまでに約220人が参加した。

観覧席は打ち上げ場所の間近にあり、花火の迫力や感動を体感した子供からは「おなかの底から音が響いて振動が伝わってきた」などの喜びの声が寄せられている。

新型コロナウイルス禍での中断を経て5年ぶりに再開された今回は、府立中央聴覚支援学校(大阪市中央区)の高校生らが招待される予定。藤尾社長は「天満に生まれ育った僕にとって天神祭は心のよりどころ。地域のお役に立てるよう今後も続けていきたい」と話している。