夏バテ・スパイラルを断ち切る!猛暑に負けない体づくり&ちょこっと習慣

AI要約

今年の厳しい暑さに備えて、夏バテ対策が重要。

夏バテの原因として室内外の温度差、睡眠不足、冷たいものの摂り過ぎ、貧血が挙げられる。

生活習慣や食事の工夫で夏バテスパイラルを断ち切ることが大切。

夏バテ・スパイラルを断ち切る!猛暑に負けない体づくり&ちょこっと習慣

厳しい暑さになりそうな今年の夏。そこで備えておきたいのが夏バテです。夏バテはさまざまな要因がかかわりあって、疲れが蓄積することで起こります。夏バテを遠ざける対策について、医学博士の福島忍さんに教えてもらいました。

気象庁の発表では、今年の6月から8月にかけての平均気温は全国的に平年より高くなる見込み。今年の夏も猛暑が続きそうです。

猛暑といえば注意したいのが夏バテです。夏バテになると、全身のだるさや疲労感、食欲不振などの症状が起こり、休んでも疲れが取れにくくなります。

夏を元気に乗り切るためには、早めの夏バテ対策が大切。夏バテの原因と対策を知って、暑さに負けない体づくりを心掛けていきましょう。

夏バテになる原因にはいろいろありますが、主な原因では次の4つが考えられます。

■夏バテの原因1:室内外の温度差による自律神経の乱れ

外はうだるような暑さなのに、室内では寒いほど冷房が効いている……。こうした大きな気温差に体がついていけなくなり、自律神経のバランスが乱れ、内臓の働きが弱まります。

■夏バテの原因2:睡眠不足

熱帯夜では、寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなったりして睡眠の質が低下しがち。睡眠は日中の疲れを回復する大切な時間です。ぐっすり眠れないと、疲れが取れにくくなります。

■夏バテの原因3:冷たいものの食べすぎ

暑い日はキンキンに冷えた飲み物やアイスについ手が伸びてしまいますが、冷たい食べ物や飲み物ばかり取っていると、お腹が冷えすぎて胃腸の働きが低下します。胃腸が弱ると食欲が減退して栄養不足を招き、より疲れやすくなります。

■夏バテの原因4:貧血

体内のミネラルは汗をかくことでも失われます。たくさんの汗をかく夏は鉄分が失われ、貧血になりやすい時期。貧血を起こすと、体のだるさが抜けなくなります。

これらの要因は、それぞれがかかわりあって疲れを蓄積させ、夏バテにつながっていきます。

例えば、自律神経の乱れからくる睡眠不足で疲れやすくなったり、胃腸の冷えからくる食欲不振で鉄分が不足して貧血を起こしたり…。こうした夏バテ・スパイラルに陥ると、ますます疲れやだるさが取れにくくなります。

生活習慣や食事の工夫で、このスパイラルを断ち切っていきましょう。