【2024年度はどんなはじまりだったか?】中国・世界経済の実情、日本の生涯未婚率や貧困率…第1四半期人気記事TOP5

AI要約

日本の厚生労働省が定める「相対的貧困」の基準を取り上げ、貧困状態にある日本人の割合について解説。

絶対的貧困と相対的貧困の違いについて説明し、国際社会での貧困削減の取り組みを紹介。

世界銀行の役割や歴史に触れながら、貧困削減を目指す機関の重要性を示唆。

【2024年度はどんなはじまりだったか?】中国・世界経済の実情、日本の生涯未婚率や貧困率…第1四半期人気記事TOP5

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 今回は2024年度第1四半期(4月~6月)に多くの方に読まれた記事・TOP5を発表します。第5位からの発表です!

<目次>

第5位:日本の6人に1人が貧困状態…厚生労働省が定める「相対的貧困」の基準とは

第4位:〈注目〉中国でスタバの売り上げが激減している理由。「安い中国」「中国発のデフレ」が世界を破壊する!?

第3位:【中国VSブラジルの貿易論争】経済悪化の中国が世界に及ぼす影響とは?

第2位:〈気仙沼港に100キロのクロマグロが出現!〉地元からも「こんなこと、100年に一度」の声、実はクロマグロが増えている理由、「成功体験」を資源管理に活かせ!

第1位:年々上昇を続ける生涯未婚率…法的拘束に縛られない「事実婚」を選ぶワケ

 「貧困」(poverty)とは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか? 貧困の定義はさまざまですが、大きく2つに分けて考えることができます。衣食住など必要最低限の生活水準が維持できない「絶対的貧困」(absolute poverty)と、その国(地域)の基準と比較してまともな生活水準に満たない「相対的貧困」(relative poverty)です。

 国際社会には、「貧困の削減」と「持続的成長の実現」をその目的としている国際開発金融機関(MDBs:Multilateral Development Banks)が設けられています。一般的にMDBsと言えば、各所轄地域(アフリカ・アジア・欧州・米州)を支援する4つの地域開発金融機関と、全世界を支援の対象とする世界銀行(WB:World Bank)を指します。

 この世界銀行は、第二次世界大戦終盤の1944年に設立されました。設立当初の目的は主に欧州の復興支援でしたが、今では貧困の削減を掲げて全世界であらゆる支援を行っています――。

日本の6人に1人が貧困状態…厚生労働省が定める「相対的貧困」の基準とは