【最新の国民年金保険料】2025年度は前年度から530円増額改定…国民年金「加入・保険料納付状況」の推移を解説

AI要約

梅雨の末期、大雨で被害が出ている地域もあります。事前の準備が重要。

厚生労働省が国民年金の加入・納付状況を公表。免除や未納者も含まれる。

国民年金保険料の増加や納付期限、最終納付率について理解を深める。

【最新の国民年金保険料】2025年度は前年度から530円増額改定…国民年金「加入・保険料納付状況」の推移を解説

梅雨の末期、大雨だったところも多いのではないでしょうか。ここ数年、雨が続いたことによる被害の大きな地域もあります。

まずは身の安全を確保して、事前に準備できることは前もって済ませておくよう心がけないといけませんね。

2024年6月27日、厚生労働省より「令和5年度の国民年金の加入・保険料納付状況」が公表されました。自営業や無職の方など国民年金第1号被保険者の加入・納付状況がまとめられています。

免除の方、未納の方なども含めてどのような納付状況だったのでしょうか。

今回は上記の資料をもとに、国民年金保険の現在地を深堀りしていきましょう。

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国民年金保険料は、所得税や住民税などと同じように納付義務が課されています。

ただし、所得の現況や学生の方など納付が困難な場合、免除申請や学生納付特例を利用することも可能です。

2023年度の国民年金保険料は月額1万6520円でしたが、2024年度は月額1万6980円と460円のアップ。

さらに、既に発表されている来年2025年度の保険料については、530円アップの1万7510円と予定されています。

次の章からは、国民年金保険料の最終納付率や公的年金加入者の状況など、年金の現状をみていきましょう。

国民年金保険料は、その月の保険料を翌月末日までに納付することが原則として定められています。

もちろん、前納制度を利用してまとめての納付も可能です。

●たとえば:2024年7月の保険料の納付期限のケース

たとえば、2024年7月の保険料の納付期限を考えてみましょう。

設定された期限は8月末日ですが、末日が土曜日のため金融機関の翌日営業日9月2日が納付期限となります。

納付期限から2年間、その納付書で国民年金保険料を納付可能です。

日本年金機構では、納付期限から2年後までに納付されたものまで含めて、2021年度(令和3年度)までの分を「最終納付率」として算出しています。

なお、2023年度(令和5年度)までに納入されたものは、現年度納付率として発表されています。