AIが生んだ架空の動物と話し、VRで鳥になる体験。自然と環境がテーマの『人間×自然×技術=未来展』レポ

AI要約

東京・有楽町にあるSusHi Tech Squareで開催中の『人間×自然×技術=未来展』では、架空の鳥と対話やVRで飛行体験など、自然に関連した体験型展示が楽しめる。

SusHi Tech Squareは、デジタルをテーマにした施設で、今回は「自然と環境」を掘り下げて展示が行われている。

展示作品にはイマーシブ映像やAIによる対話、VRコンテンツなどがあり、東京の自然との共存を考えさせられる内容となっている。

AIが生んだ架空の動物と話し、VRで鳥になる体験。自然と環境がテーマの『人間×自然×技術=未来展』レポ

もしもAIを使って、架空の鳥と話せたら? VRで鳥のように、大空を自由に飛べたら? 廃材が生まれ変わるとしたら?

『人間×自然×技術=未来展』が、東京・有楽町にあるSusHi Tech Square 1F Spaceにて9月23日まで開催中だ。「自然と環境」をテーマに、さまざまなクリエイターによる体験型の展示を展開している。

クリエイティブディレクターは亀山淳史郎(SIGNING 経営補佐)。キュレーターを田尾圭一郎(田尾企画 編集室)と生田綾(CINRA編集長)が務めた。

展覧会をレポートする。

東京都が推進するSusHi Tech Squareは、デジタルを切り口に、さまざまな展示やワークショップ、イベントを体験できる施設。これまで「身体」をテーマにした第1期『わたしのからだは心になる?』展、「都市」をテーマにした第2期『都市にひそむミエナイモノ展』 を開催し、好評を博した。

第3期展覧会として開催される本展では、9組のクリエイターや研究者が参加。「人間×植物×AR」「人間×動物×AI」「人間×鳥×VR」「人間×昆虫×ドローン」など、さまざまな視点で、東京の多様な自然との共存のありかたを問いかけている。入場は無料。

展示作品は以下の通り。

展示会場の入り口にあらわれるイマーシブ映像。作品に人が近づくと風景が変化し、東京都のシンボルであるイチョウの葉が舞い上がる。

この世に存在しない、架空の鳥類と対話をしているような感覚を体験できる作品。映像と音声は、メアリー・シェリーの小説『フランケンシュタイン』を学習したAI、MaryGPTによって生成されたテキストをもとに構成されている。

日本列島の上空を自由に飛び回ることができるVRコンテンツ。 国土地理院の基盤地図情報をもとに、2万分の1のスケールで立体化。VRゴーグルとコントローラーを用いて実際の日本の上空を自由に飛んでいるような体験を楽しめる。