飛行機の「足元の広い座席」を予約したけど、席はガラガラでした…。乗車後に返金を求めるのは非常識ですか?

AI要約
飛行機の有料座席を予約した場合、当日の変更や払い戻しは難しいことが多い。足元の広い座席を予約する際は注意が必要。
飛行機の「足元の広い座席」を予約したけど、席はガラガラでした…。乗車後に返金を求めるのは非常識ですか?

飛行機は有料で足元が広い座席を予約できます。足元が広いと長時間のフライトでものびのびと過ごせたり、荷物を置くゆとりがあったりするため、ストレスフリーに過ごしたい方は重宝するかもしれません。

しかし、せっかく足元の広い席を予約したのに、周辺の席がガラガラだった場合、もったいないことをしたと感じる可能性もあるでしょう。今回は飛行機の有料座席を予約した場合で、当日に返金もしくは予約の変更ができるかを紹介します。

冒頭で触れた「足元の広い席」は、有料事前座席指定を行うことで予約できます。主に非常口付近の座席を指し、足元が広く作られていることが特徴です。利用料金は航空会社や到着地によってさまざまですが、今回はJALの料金を紹介します。

表1

※JAL「有料事前座席指定(足元の広い座席)」を基に筆者作成

表1から分かるとおり、決して安い金額とはいえないでしょう。そのため、「有料事前座席をせっかく予約したけれど、周りの席がガラガラで損をした」と感じるかもしれません。

結論からいうと、事前に足元の広い有料の席を予約していた場合に当日変更することは難しいといえるでしょう。なお、無料席に移ることは空きがあれば可能ですが、料金自体は払い戻されない可能性があるため、注意が必要です。

■払い戻しができるのは「お客さま都合以外」の理由

航空機において払い戻しができるのは、一般的に「お客さま都合以外の理由」とされています。たとえば、航空会社側の事情で機材の変更を行ったときや天候が原因のときは座席の振替が行われるようです。

しかし、その場合もお客さまの意思を尊重して同等の有料席になることがほとんどでしょう。同じ種類の席を確保できない場合は、振替先によっては無料席や異なる種類の有料席になる場合もあります。しかし、多くの場合、お客さまに満足してもらうといった観点から、同等の席を用意することになります。