「水死体かと思ったら…」池で寝落ちした人の“圧巻の爆睡ぶり”映像が話題

AI要約

インドの村で、池に浮かぶ姿を見た村人が水死体と思い警察に通報。しかし実は浮いたまま寝ていただけだった。

浮かぶ男性は10日間の過酷な労働後に涼むため池に入ったが、酩酊して眠り込んでいた。

警察の到着で驚いた男性は眠りから覚め、周囲の人たちは笑い合う和やかな雰囲気に包まれる。

「水死体かと思ったら…」池で寝落ちした人の“圧巻の爆睡ぶり”映像が話題

川で沐浴する人が多いインドだが、先日ある村で撮影された“池に浮かんで涼む人”の映像が、ソーシャルメディアで注目を浴びた。この人物の浮かぶ姿を水死体ではないかと思った村の住人が、警察に通報。警官が駆け付けると、実は浮いたまま寝ていただけだったことが判明した。男性のまさかの生還に、周囲の人も笑うしかなかったという。

このお騒がせ事件が起きたのは、インドのテランガナ州ハヌマコンダにあるレディプラム・コベラクンタ村だ。インディアン・エクスプレス紙によれば、ある暑い日の朝に、村人たちが池に人が浮かんでいるのを発見した。午前7時の段階で、呼びかけを試みたが、返事はなかったという。

その後正午になっても人体は動かなかったため、村人たちが警察に通報し、警官隊と救急隊が現場に駆け付けた。警官の1人が水の中に入って“死体”の腕を引っ張ってみたところ、浮いていた体が自分で起き上がってきた。

警察の調べでは、“生き返った”男性は、採石作業員だったことが判明。10日間に渡り、花崗岩の採石場で毎日12時間のシフトをこなした後だった。本人によれば、池に入ろうと決めたのは、過酷なスケジュールに疲れ果てて、涼を取るためだったという。ところが酒を飲んだ後で酩酊していたため、水の中で眠ってしまったのだそうだ。

浮きながら溺れることなく眠っていたのは驚きだが、村人に何度も声をかけられても起きなかったというのもかなりの強者だ。世界の不思議ニュースを紹介するサイト、オディティ・セントラルによれば、男性はあまりに深い眠りについていたため、水際から安否確認をしていた村人の怒鳴り声にも、全く気が付かなかったらしい。

警官がこの男性を引き上げた際の映像は、調査ジャーナリストのスダカル・ウドゥムラ氏によってソーシャルメディアに投稿された。浮かんだ状態で腕を引っ張られて、いったいなにが起きたのか分からず警官を見つめる男性の様子が写っている。男性は手で水をすくって自分の頭にかけ、やっと目を覚ましたようだった。ついでに引っ張り上げた警官の求めに応じ、手に水をかけて洗ってあげる余裕も見せている。

ウドゥムラ氏によれば、通報を受けた際、警察はすでに男性が死亡しているという最悪の場合を想定して駆けつけていたということだ。無事が確認されると、周囲から笑い声が起こり、現場はなんとも和やかなムードに包まれた。あわや水死かと思われたとんだお騒がせ案件は、これにて一件落着となった。