他県民が絶対聞いたことがない【神戸市民あるある】3選。神戸出身者いわく、南北は「海山」、メロンパンは「サンライズ」…?

AI要約

神戸市民の日常生活に根付いている「神戸市民あるある」を紹介します。

南北を海と山で判断する独特な方角感覚や、「山手」など地名に反映される文化などが特徴的です。

神戸ノートとして親しまれている関西ノートも神戸の街並みが表紙に使われており、多世代に愛されています。

他県民が絶対聞いたことがない【神戸市民あるある】3選。神戸出身者いわく、南北は「海山」、メロンパンは「サンライズ」…?

兵庫県の南東部に位置する県庁所在地・神戸市。

「神戸って名前が強そう」だとか、「おしゃれな街というイメージがある」という評判は、生まれも育ちも神戸という筆者もよく耳にします。これもまさに「神戸あるある」ですが、ここでは神戸市民にとって日常的な「神戸市民あるある」を3つ紹介します。

神戸という街は、広々とした海に面した港町でありながら、すぐ近くに六甲山系が市を横断するように広がっている土地。そのため元町・三ノ宮がある中央区など、市の南部に住んでいる人は方角の南北を海と山で判断しがちです。

なにせ南側を見ると海が視界に入り、振り返って北側を見ると摩耶山(六甲山)が拝めるわけで、方角を判断するのがとても簡単です。

神戸育ちの祖母や母も「山側」「海側」で南北を表現するのが当たり前だったようで、筆者が小さい頃は「方角に迷ったら山か海を見なさい」と言われたものでした。

そういった感覚は地名にも色濃く反映されており、特に北側を指す「山手」という言葉は、道路や土地、病院などの施設名にもよく使われています。

神戸で生まれ育った人なら誰もが知っている学習ノート、それが関西ノートが制作・販売を行う「神戸ノート」です。

ご当地グッズ的な何かだと思われがちですが、「れんらくちょう」「百字練習帳」など、主に小学生向けに、学校と家庭をつなぐ役割を果たす存在として、数世代に渡って親しまれています。

表紙のデザインは神戸の街並みを切り取った写真を採用している物が多く、授業内容に合わせてノートの中身(罫線)が調整されており、低学年向けはひらがな、高学年向けになると漢字でノート名が表記されるようになっているのも親しみがわきますね。

製造している関西ノートは創業90年を超える老舗。戦後間もない頃に「これからの世代を担う子どもたちに良質な文房具を低価格で提供しよう」という思いから製造がスタートしたノート作りも、2026年には100周年を迎えるそうです。