目の当たりにしてきた中学受験の奇跡と軌跡 みんな何かのきっかけで背中を押されている 桜井信一の攻める中学受験

AI要約

コロナ禍での挑戦への消極性が増している状況について考察。

コロナ禍における奮起の必要性について講演会を通じて示唆。

過去の経験から奇跡や軌跡が生まれるきっかけの重要性を述べる。

目の当たりにしてきた中学受験の奇跡と軌跡 みんな何かのきっかけで背中を押されている 桜井信一の攻める中学受験

コロナ禍で世の中はずいぶん変わりました。そして、私たちのマインドも大きく変わりました。特に受験のような「挑戦」というものに対して、消極的になったというか、無理しなくなった人が増えたような気がします。立ち止まる癖がついてしまったのでしょうか。

よく考えると不思議な話です。コロナ禍では足元が弱い業種が次々に大打撃を受けたはず。周りを見てゾッとした人も多いはず。懲りたはず。だからこそ、子どもたちにはより一層明るい未来を期待したい。守りではなく攻めるときだと思うのです。

コロナ禍の前まで、私は色々なところから定期的に講演会に呼んでいただきました。大きな会場で講演会をすると300人もの人が来てくださいました。遠方から新幹線や飛行機でご来場してくださる方も珍しくなかったのです。

やっぱり多くの人が「喝」を求めているのです。なかなか奮起できない日々を終わりにしたいのです。ところが、突然コロナがやってきて『人が集まる』ということができなくなりました。モチベーションを上げるきっかけが激減したと思います。

講演会での奮起。これ、意外と効果があるのです。講演会には毎回参加してくださる方がいます。最前列を陣取りますからこちらもお顔を覚えているのです。アンケートなどで志望校もわかる。今の成績もわかるのです。やっぱり毎回来るのは下剋上組でしかもかなりの欲張りさんなのです。

お子さんが4年生のときから講演会や保護者勉強会に参加し続け、東京の第一志望校は不合格でしたが、鹿児島ラ・サールに進学し、「東大に合格して東京に戻ってきます」と涙したお母様。

家業の仕事が忙しくずっと塾を学童代わりにしてしまったお母様は仕事が休みの日曜日には講演会に来てくださった。もうギリギリのタイミングですよというとき、家庭教師を雇う逆作戦、家業も即戦力のアルバイトを頼み、そこからお子さんに付きっきりで女子学院に合格。算数と理科がとんでもなく伸びました。次の講演会ではゲストとして参加してくださり、多くの人の励みになりました。

国語が出来なくて困っているというお父様は国語読解記述講座を受講して親子で灘中学の門をくぐりました。私はたくさんの奇跡と軌跡を目の当たりにしてきました。みんな何かきっかけが必要なのです。