駄菓子屋で買ったアイスの「当たり」、ほかの店で交換するのはマナー違反？
駄菓子屋でのアイスの「当たり」交換についてのマナーについて調査した結果をまとめると、購入店舗での交換が推奨されており、当たり棒を衛生的に保管して交換するよう促されている。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、メーカーも衛生面での対策を強化していることが分かる。
アイスを購入した店舗での「当たり」交換が重要視される理由は、各店舗の利益に影響が出ないような分配システムが採用されていること、店舗差による偏りを防止するためである。
また、購入店舗でのアイスの「当たり棒」交換に際しては、衛生面を重視し、適切な手順を守って行うことが推奨されている。
駄菓子屋には「当たり」付きのお菓子やアイスがあります。
お菓子であれば、交換してすぐに食べたり家に持ち帰ったりできますが、アイスで「当たり」が出ると「今はもう一本食べられない」「後日同じ駄菓子屋まで行くのは面倒」などの理由で、ほかの店で交換したいと思うこともあるでしょう。
そこで気になるのは「ほかの店で交換するのはマナー違反ではないか」ということです。
今回は、アイスの「当たり」を交換する際のマナーについて調べてみました。
「当たり」付きのアイスを販売しているメーカーのホームページを確認すると、「当たり」の交換について以下のような記述がありました。
・A社：買ったお店で早めに交換してください。
・B社：購入した店舗に「当たりスティック」をお持ちいただき、交換をお願いいたします。
・C社：店舗にて交換をお願いいたします。
アイスの「当たり」は、メーカーではなく販売店舗で交換する仕組みであることが分かります。また上記2社では、購入した店舗で交換するようにすすめています。
購入した店舗での交換をすすめる理由は、「当たり」の仕組みが関係しているようです。各店舗が商品を仕入れる際に、メーカーは当たり分の数量も含めて納入していることが一般的です。交換先の店舗に偏りが出ると、各店舗の利益に影響が出てしまう可能性があります。
アイスを食べていて「当たり」が出た場合は、基本的には購入した店舗で交換することが親切だといえます。すぐに交換できない場合は、当たり棒を大切に保管して、後日購入した店舗で交換するとよいでしょう。
新型コロナウイルス感染拡大を機に、各メーカーは当たり棒の交換にあたって、衛生面でのマナーを呼びかけています。
当たり棒をそのまま店舗に持って行くのではなく、以下のような手順を踏むとよいでしょう。
1．当たり棒はよく洗って乾燥させる
2．ラップフィルムなどに包む
3．アイスを購入した店舗で交換する
「当たり」の廃止を検討していたメーカーもありましたが、上記の感染防止策を取ることで、継続することを決めています。アイスを食べていて「当たり」が出た場合は、衛生面でのマナーを守って交換するようにしましょう。
