「将来のために今のうちから投資をしておこう」に、あなたは対応できている? 西野亮廣さんの『ここに投資しろランキング』!

AI要約

西野亮廣氏が投資の重要性と優先順位について語る。自己投資と出会い・環境への投資が最優先であることを強調。成功者が生まれる確率の低さについても言及し、努力の成果に過度な期待を持つことの危険性を指摘。

ビジネス書を読むことへの否定的な見解に対しても反論。成功者が生まれる確率の低さを考慮し、努力や勉強の役割を適切に理解する必要性を訴える。

自己投資の重要性を強調し、健康や知識の獲得が将来につながる投資であることを述べる。努力は成功への近道であり、適切な姿勢で取り組むことが重要であると説く。

「将来のために今のうちから投資をしておこう」に、あなたは対応できている? 西野亮廣さんの『ここに投資しろランキング』!

23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さん。「成功者はビジネス書を読まない」「ビジネス書を読む人は情弱の負け組だ」という声を耳にすることがあるが、そもそも、そう言う人の根本的な考え方が間違っている! その誤りを正しつつ、「投資」の本質について、展開してくれる神回! 今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。

今日は【投資の順番】です。

「将来のことを考えて、今のうちから投資をしておきましょう」という話はよく聞きますが、「そもそも何に投資すりゃいいの?」という疑問ってあると思うんです。

こういった質問を子供から受けた時に、親は何と答えるのが正解なのか?

これに関しては「人それぞれ違う」なんてことは無くて、明らかに投資の優先順位があると思っています。

今さら言うまでもありませんが、ここに投資できていない人が少なくないので、1位と2位を言うと、「ここに投資しろランキング」の1位は『自己投資』。2位は『出会い・環境に投資』です。

まぁ、出会いや環境への投資も大きい括りだと自己投資に入ると思うのですが、話を分かりやすくする為に分けさせていただきます。

自己投資に関しては、これが最もコスパの良い投資であることは言うまでもありません。

やっぱり、健康が大事だし、勉強した方がいい。

そして、勉強をするならば、大前提を間違えない方がいい。

たとえば、これはXにポストしましたが、ビジネス書や自己啓発本に対する批判の一つに、「成功者はビジネス書を読まない」「ビジネス書を読む人は情弱の負け組だ」という言い分があるじゃないですか?

よく聞きますよね?

この主張は、論理的には完全に破綻していて、これって「そもそも成功者が生まれる確率」という観点が抜け落ちているんです。

まず、成功者が誕生する確率ってメチャクチャ低いんです。

何をもって「成功」と呼ぶかは人それぞれですが、たとえば、東証一部上場企業の割合は国内企業全体の0.06%以下です。

この前提を考慮すると、「ビジネス書を読んでいる人の中から、ほとんど成功者が出ていないから、ビジネス書は呼んでも意味がない」という主張は、「野球の練習をしても、ほとんどの人はメジャーリーガーになれていないから、野球の練習って意味がないんです」と言っているようなもので、そもそもメジャーリーガーの数が少ない以上、そして、素振り練習をしている人の中からメジャーリーガーになっている人が出てきている以上、理屈が通っていない。

何が言いたいかと言うと、皆、努力の成果を求めるのが早すぎるし、努力の成果に期待を抱きすぎている。

努力、勉強の類いは成功確度を少し上げる程度のもので、それ以上でもそれ以下でもない。

自己投資のほとんどは「やらないよりやった方がマシ」ぐらいのものばっかりです。

この前提を間違っちゃいけない。