玉ねぎの球体部分、実は根ではなくて葉。生産者さんが教える、おいしい玉ねぎの見分け方と保存方法

AI要約

玉ねぎの収穫時期による味の違いや加熱による糖度の変化、保存方法について紹介された記事です。

新玉ねぎと一般的な玉ねぎの見分け方や保存方法も紹介されています。

『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』からの抜粋で、玉ねぎに関する興味深い情報が含まれています。

玉ねぎの球体部分、実は根ではなくて葉。生産者さんが教える、おいしい玉ねぎの見分け方と保存方法

普段何気なく食べている野菜、実は生産者さんが当たり前に知っている知識で、さらに美味しく食べられるかもしれません。登録生産者9500軒以上、日本一の産直通販サイト『食べチョク』さんに聞いた野菜の本『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』から一部抜粋し、おいしい野菜の見分け方と長持ちする保存方法をご紹介します。

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◆収穫時期によって味が異なる

1年中欠かせない常備野菜

実か根と思いきや、食べているのは葉。

玉ねぎが日本に定着したのは明治時代以降で、戦後、食生活の洋風化に伴って需要が拡大しました。

収穫時期によって2月末からの極早生(ごくわせ)、5月末までの早生(わせ)、6月以降の中生(なかて)、晩生(おくて)に分けられ、極早生と早生が新玉ねぎ。

辛みが少なく、みずみずしい味わいは、春の味覚として人気です。

ちなみに、玉ねぎは加熱すると糖度が上がりますが、最も糖度が高いのが晩生。

料理に深みを出してくれます。ただし、辛みも強いので、辛み抜きは必須です。

◆見分け方と保存方法

●見分け方

通年出回っている茶色い一般的な玉ねぎは、表面の皮が乾いていて光沢があり、全体が固く、重量感があるものを選びましょう。

新玉ねぎは表面が乳白色で光沢があり、カビなどがなく、重いものが良品。

葉つきがあったら、ぜひ買ってみてください。

●保存方法

湿気と日差しを避け、風通しのよい涼しい場所で常温保存を。

カットしたものはラップで包み、冷蔵室に。

また、水分量が多い新玉ねぎは新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室に入れ、2~3日で食べきりましょう。

※本稿は、『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。