小6で不登校を経験後、親元を離れて【山海留学】へ。「3ヵ月で断念したけど、行ったことは間違いなくプラスだった」送り出した親側の気持ちは?

AI要約

はなちゃんは不登校から脱却し、山海留学を選んだ経緯を語る。留学先の選定から生活までの体験を紹介。

山海留学の学校は少人数であり、個々に合わせた教育が受けられる環境だった。

留学生活を通じて、学習環境が改善され、自分自身を取り戻すことができた。

小6で不登校を経験後、親元を離れて【山海留学】へ。「3ヵ月で断念したけど、行ったことは間違いなくプラスだった」送り出した親側の気持ちは?

不登校を経験して、自然豊かな山海近くの人数の少ない学校へと通う「山海留学」を選んだはなちゃん。いまは留学を取りやめて、また前向きに別の編入先を考えています。実際に親元を離れて感じたことや、留学先の生活についてインタビューしました。また、オンラインフリースクールの代表を務めるお父さんにも、山海留学についてどんなサポートをしたのか伺いました。

――山海留学に行こうと思ったきっかけは?

もともと不登校だったんです。小3から小5までフィリピンのマニラ日本人学校に行っていて、小6のときに日本に帰って来ました。はじめは学校に行ったんですが、すでに友達はグループができていましたし、集団のペースに合わせるのが苦手で、学校のシステムにも合わなくて、すぐに行かなくなりました。部屋にこもってYouTubeばかり見ていて、自分でもよくないな、何か変えたいなという気持ちもあったんです。

山海留学について教えてもらったときは、自然がいっぱいの学校に通うのは楽しそうだなと思いました。

――留学先は、どんなふうに決めていったんですか?

最初は、ネットで全国の山海留学ができる学校を探しました。あまり金額が高くなくて、少人数のところを探していて、海の近くでフィリピンの雰囲気に似ているところが気に入りました。里親か寮のどちらかで生活することになるので、なるべく留学している子が複数いる寮のあるところを探しました。里親は親同様の役割になるので、合わないと嫌だなと思ったんです。

申し込んだらすぐに決まるわけではなくて、申し込み後に一度、現地に下見にいかないといけませんでした。そこで本人が納得したら学校と面談します。実は山海留学は、やってみたらうまくいかなかったというケースがけっこう多いので、開始までの手続きが多いんです。

――実際に学校はどうでしたか?

普通の公立の学校なので、学校自体はいままでと変わったところはありません。でも、教室に1人か2人しかいないので、先生との距離が近かったですね。集団からはずれないようにしなくていいので、素の自分でいられました。

よかったのは、私の学年が私1人しかいなかったので、すべて私に合わせて勉強を進めてくれたことです。不登校で遅れていた分を、そこで取り戻すことができました。また寮でも「みんなが勉強する時間」が決まっていたので、勉強ははかどりましたね。