山善、自動搬送ロボット導入した物流効率化の新拠点--新ロジス大阪で実証

AI要約

山善は8月7日、LexxPlussの自動搬送ロボット「Lexx500」を導入し、物流効率化の実証実験を行うことを発表。

実証期間は3カ月で、ロボットは大型品や中型品の搬送に適しており、労力削減を図るために活用される。

新ロジス大阪ではAMRとして活用され、トラックの荷待ち時間の短縮など物流の改善を目指す。

山善、自動搬送ロボット導入した物流効率化の新拠点--新ロジス大阪で実証

 山善は8月7日、同社の新しい物流拠点「新ロジス大阪」に、LexxPlussの自動搬送ロボット「Lexx500」を導入し、搬送時間と荷役作業員の労力削減を目的とした実証実験を行うと発表した。

 本実証は経済産業省による「物流効率化先進的実証等事業費補助金」を活用し実施するもの。実証期間は11月から2025年1月までの3カ月間となる。

 Lexx500は大型品や中型品の搬送に優れており、1台の最大積載量は300kgで、最大牽引量は500kg。サイズは高さ240mm×幅600mm×奥行き690mmで、最小回転半径は385mmと、狭小な倉庫の通路幅でも移動できる。

 山善によると、商品の入出荷業務を行う際、ピッキング後の商品搬送に多くの労力がかかり、トラックの荷待ち時間に影響しているとのこと。Lexx500は、地面の2次元コードに従って軌道走行する搬送ロボット「AGV」と、センサーを搭載して自己位置を把握しながら走行ルートを導いて自律走行する搬送ロボット「AMR」のの特長を併せ持ち、現場に合わせて庫内物流の自動化を進められる。

 新ロジス大阪では、Lexx500をAMRとして活用し、商品を積載した6輪台車の地点間搬送作業などを自動化して、商品の搬送時間と労力の削減を目指す。さらにトラックドライバーの荷待ち時間の短縮につなげ、物流の2024年問題に対応していくという。

 本実証を行う新ロジス大阪は11月に一部稼働を開始し、本格稼働は2025年1月を予定している。

プレスリリース