縦2画面配置でどこでも快適。10.5型モバイルモニターは仕事用に丁度良いサイズだ

AI要約

自宅と外出先での作業効率の違いに悩んでいた筆者が、JAPANNEXTの10.5型モバイルモニターを購入して作業効率を上げたエピソード。

モバイルモニターは携帯性と機能性のバランスが良く、外出先でもデュアルモニター環境を構築できる。

デュアルモニターでどこでも同じ環境で作業したい人におすすめ。

外出先でも快適な作業環境構築を目指し、小型で携帯性に優れた10.5型モバイルモニターを選択。

機能性を損なわない小型設計に加え、モニタースタンドも導入して縦2画面配置で使うことで作業効率が向上。

現在のPC環境は、13型ノートPCと10.5型モバイルモニターを使う縦2画面配置で、どこでも快適な作業が可能。

デュアルモニター環境を持ち運べる10.5型モバイルモニターを利用した筆者が、外出先でも自宅と同じようにPC作業をしたい人にオススメ。

JN-MD-IPS105FHDPRは携帯性と機能性のバランスが良く、解像度が問題なければ価格的にも手ごろな優れた製品。

縦2画面配置でどこでも快適。10.5型モバイルモニターは仕事用に丁度良いサイズだ

やじうまミニレビューは、1つ持っておくと便利なPC周りのグッズや、ちょっとしたガジェットなど幅広いジャンルの製品を試して紹介するコーナーです。

 新型コロナウイルスの5類感染症移行前まではほぼフルリモートで仕事をしていたため、自宅の作業を快適にすることだけを考えてひたすら環境構築してきた。しかし、5類への移行後はオフライン取材が増えるなど、持ち物や作業スペースが制限される外出先での仕事が増えたことで、環境の違いによる作業効率の差が無視できなくなり、大きなストレスになっていた。

 自宅と外出先の作業で最も違いを感じたのはモニターだ。自宅で仕事用ノートPCと接続している23.8型モニターは持ち運べないので、一時期は外出先の仕事環境にあわせて自宅でもシングルモニターで作業をしてみたのだが、作業環境のギャップはなくなったものの作業効率は低下してしまった。

 デュアルモニター環境は維持しつつ、どこでも同じ環境で作業したい。そう思って1万6,678円で購入したJAPANNEXTの10.5型モバイルモニター「JN-MD-IPS105FHDPR」による新たな作業環境が、携帯性と機能性のバランスに優れていたので紹介したい。ハイブリッドワークでの作業効率をアップしたい、デュアルモニターを手軽に構築したい、などと考えている方の参考になれば幸いだ。

■ 機能性を損なわない程度に小型でケースも付属し、どこでも使用できる

 今回購入したJN-MD-IPS105FHDPRは、アスペクト比3:2でフルHD+(1,920×1,280ドット)表示対応の10.5型光沢IPSパネルを搭載したモバイルモニターだ。

 本体サイズが234×10.3×166mm、重量が約360gの軽量小型設計で、スタンドとしても使用できるマグネット着脱式の折りたたみケースも同梱し、外出先などでの使用に好適とする。HDRやFreeSync、フリッカーフリー、ブルーライト軽減機能などをサポートするほか、USB OTGにも対応する。

 主な仕様は、表示色数が1,677万色、色域がsRGB 100%、DCI-P3 76%、輝度が420cd/平方m、コントラスト比が1,500:1、視野角が上下/左右ともに170度。インターフェイスは、USB Type-C×2、Mini HDMI、Micro USB、音声出力を備えるほか、1.5W×2のステレオスピーカーも内蔵する。

 筆者はこれまで、覚えているだけでも7型から31.5型までのPCモニターを使ってきたのだが、たとえば7型モニターは文書作成やWebブラウジングに使うには小さすぎて、13型モニターはどうにもノートPCをもう1台持ち歩いているように思えて常に持ち運ぶ気になれなかった。

 今回選んだ10.5型は、作業中の視認性に困ることがなく、ノートPCより小さいので筆者的にちょうど良いサイズだと感じている。

■ コンパクトな縦2画面配置でどこでも快適。筆者の仕事環境はこれだ

 筆者は、このモバイルモニターをノートPCのキーボード面に設置してコンパクトな縦2画面配置のPC環境を構築している。当初はモバイルモニターをノートPCの横に置いていたのだが、上記のように設置したほうが視線移動が少なく作業効率が上がるためこの配置で使用している。この構成だとスペースが狭いところでもデュアルモニターで作業できる。

 今回の環境を構築するために、折りたたみ式で高さや角度調節が可能なモニタースタンドも導入している。なお、この使い方ではノートPCのキーボードが使えないが、筆者は基本的に外付けキーボードとしてHHKB Studioを持ち歩いているので問題ない。

 ちなみに、今回のPC環境を構築した筆者の仕事道具は下の画像の通りだ(ケーブルを除く)。人によっては持ち運ぶには物が多いと感じるかもしれないが、13型ノートPCの幅および奥行きにすべての道具が大体収まり、どこでも心地よく仕事ができているので、筆者的には持ち運びを不便に思ったことはない。

■ 10.5型モバイルモニターはどこでも同じようにPC作業したい人におすすめ

 さまざまな場所でPC作業をする場合、それぞれの作業環境が異なると一定の効率で仕事ができなくなる。13型ノートPCに10.5型モバイルモニターという構成は、携帯性と機能性のバランスがちょうど良く、望んでいたデュアルモニターでありながら、どこでも同じ状態で作業できる環境を実現できた。

 筆者は普段からフルHDモニターで仕事をしているので今回のモデルを選択したが、仕事環境によっては4Kモデルを選択しても良いだろう。JN-MD-IPS105FHDPRは価格的にも手ごろなので、解像度が問題なければぜひ使ってみてほしい。