NTT、法人向けAIビジネスを展開する新会社を設立

AI要約

NTTは、新会社「NTT AI-CIX」を設立し、連鎖型AIを活用したビジネス展開を行うことを発表。

新会社は、デジタルツインの予測・最適化AIを活用し、業務・業界横断型でAIを利用するサービスを提供予定。

NTTは既にトライアルホールディングスとの連携協定を締結し、実質的な取り組みを進めている。

NTT、法人向けAIビジネスを展開する新会社を設立

 NTTは8月7日、法人向けAIビジネスを展開する新会社「NTT AI-CIX(AI-Cross Industry transformation)」を同26日(予定)に設立すると発表した。

 新会社は、NTTが培ったデジタルツインの予測・最適化AIと、その連鎖技術(デジタルツインコンピューティング)を活用し、業務・業界横断型でAIを活用する「連鎖型AI」によるビジネスを展開する。個別業務からサプライチェーン全体最適化まで、コンサルティングサービスやプロダクト/ソリューション開発、AIプラットフォームサービスなどを提供するという。

 NTTは、企業などのAI活用が個社あるいは業界といった単位から、複数企業間や業界横断で行うようになりつつあり、、新たな産業変革のフェーズに移行してきていると説明。2024年1月に、トライアルホールディングスとサプライチェーン管理(SCM)の共同検討に関する連携協定を締結するなど、実質的な取り組みを既にスタートさせているという。

 新会社は、資本金が19億5000万円で、本社所在地は東京都港区港南を予定する。今後は、小売、都市開発、交通、電力、農業、ヘルスケアなどの各産業分野で、企業顧客およびパートナーと「連鎖型AI」の社会実装を進めていくという。