国分九州フェスタ 地域密着型の強み発揮 時代のニーズとらえた提案

AI要約

国分九州は福岡市で「国分九州フェスタ2024(秋冬)」を開催。九州内の主要企業が参加し、食品や酒類メーカーが出展した。

テーマは「ファンと共に創る食の未来」で、消費者ニーズに合わせた各種企画が展開された。

イベントでは商品展示やコラボ企画、新サービスの紹介など多彩なプログラムが行われた。

国分九州フェスタ 地域密着型の強み発揮 時代のニーズとらえた提案

国分九州(今井博臣代表取締役社長執行役員)は7月25日、福岡市のホテルオークラ福岡で「国分九州フェスタ2024(秋冬)」を開催。小売流通業や酒類関係など九州管内の主要企業(来場予定者数約600人)が来場。食品126、酒類70、低温42、FS(フードサービス)・青果6の計244社のメーカーが出展した。

今フェスタのテーマは「ファンと共に創る食の未来」。昨今の消費者ニーズとして「プラスワン」「トレンド」「インバウンド」「九州の魅力」「癒しニーズ」「スマートドリンキング」の各テーマにフォーカス。

「癒しニーズ」企画では増加傾向にある自家需要向けとして濃厚な味わいの濃厚系商品をはじめ、疲れを感じている時に流行する甘じょっぱ系の商品をスイーツや酒類を中心に展開した。秋冬商品の「推し鍋」ではトレンドの「名店監修品」や「濃厚系・特濃系」をオススメ鍋として訴求。同じく「お茶割り」企画では九州各県のお茶と焼酎の飲み合わせやZ世代向けのお茶割りとして甲類焼酎と台湾茶や紅茶などを使った変わり種のお茶割りを提案した。

一方、国分グループ本社が昨年3月に資本業務提携を締結したトラストリッジが運営するライフスタイルメディアの「macaroni」を活用した店頭企画ではレシピコンテストによる新たなファン層の獲得や小売店との協業による売場づくりの事例を紹介。そのほか企業・団体向けヘルスケア導入支援アプリ「SOULA pie(ソウラパイ)」の導入によるDX推進、オリジナル企画では相性の合う缶詰と日本酒と陳列する「缶つま×地酒棚割」、スパムとの食べ比べをする「ランチョンミート」、素材を愉しむ和つまみの「日本橋菓房」や横丁の世界観が体験できる目利きつまみの「横丁シリーズ」など内容盛りだくさんの展示会となった。