スペースX、有人打ち上げを再開へ–「クルー9」を8月18日に打ち上げか

AI要約

SpaceXが8月18日に宇宙飛行士打ち上げミッション「Crew-9」を計画している。

7月11日の打ち上げ失敗からの復旧作業が進み、ミッションの承認が確信されている。

最初の有人飛行は2020年に成功し、今回がSpaceXとNASAの9回目のミッションとなる。

スペースX、有人打ち上げを再開へ–「クルー9」を8月18日に打ち上げか

Space Exploration Technologies(SpaceX)が宇宙飛行士打ち上げミッション「Crew-9」を8月18日に打ち上げると、海外メディアのSpace.comが報じている。

 SpaceXの「Falcon 9」ロケットは、7月11日のミッションで打ち上げに失敗。ロケットは「Starlink」衛星の打ち上げで無人での打ち上げを再開したが、有人での打ち上げはまだ再開していない。

 米航空宇宙局(NASA)の「商業乗員輸送プログラム(Commercial Crew Program:CCP)」のマネージャーであるSteve Stich氏によれば、SpaceXはすでに7月11日の酸素漏れの原因となったセンサーハードウェアを別のFalcon 9で交換しており、これによりCrew-9の打ち上げが承認されると確信していると述べた。

 Crew-9に参加するのは、コマンダー(船長)を務めるNASA所属のZena Cardman氏、パイロット(操縦士)を務めるNASA所属のNick Hague氏、ミッションスペシャリストであるNASA所属のStephanie Wilson氏とロシアRoscosmos所属のAlexsandr Gorbunov氏。

 その名が示す通り、Crew-9はSpaceXとNASAにとって9回目のミッションとなる。CCPの一環としてCrew Dragonでの有人飛行は10回目。最初の有人飛行は、2020年5月に有人飛行試験(CFT)ミッション「Demo-2」として2人の宇宙飛行士をISSに送り届けた。