Exa Enterprise AI、「exaBase 生成AI」において「GPT-4o」を国内リージョンで提供

AI要約

エクサワイザーズのグループ会社であるExa Enterprise AIは、企業向け生成AIサービス「exaBase 生成AI」において「GPT-4o」の提供を開始した。

日本マイクロソフトと連携し、「GPT-4o」を「Microsoft Azure」の東日本リージョンで利用可能にし、データ処理のコンプライアンスを向上させる。

提供されるサービスは高精度なGPT-4oを従量料金で利用可能であり、処理リソースの占有的な利用も可能となっている。

Exa Enterprise AI、「exaBase 生成AI」において「GPT-4o」を国内リージョンで提供

 エクサウィザーズのグループ会社であるExa Enterprise AIは7月31日、同社が提供する企業向け生成AIサービス「exaBase 生成AI」において「GPT-4o」の提供を開始すると発表した。

 同社は日本マイクロソフトと連携し、「GPT-4 Turbo」に続きGPT-4oにおいても「Microsoft Azure」の東日本リージョンでの利用を開始する。また、「Azure OpenAI Service」のプロビジョニングスループットユニット(PTU)に対応するという。

 これによりexaBase 生成AIでは、GPT-4oの利用申し込みをしたユーザーに対して国内リージョンでの提供ができるようになった。データ処理を国内で完了することで、データのコンプライアンスに配慮できるようになるほか、業務における個人情報や機密情報を用いた文書の作成、情報の処理がしやすくなるとしている。

 また、PTUに対応することで、処理リソースの占有的な利用ができるようになり、応答速度の向上とさらなる安定稼働ができるという。同サービスは、現在のGPT-4oと同じ従量料金で利用でき、追加コストはない。

 5月に発表されたGPT-4oは、高精度でスピードが速く、かつ画像認識や分析ができ、ユースケースの拡大が期待される基盤モデルだが、日本国内のリージョンでは一般提供されていないことから、利用を控える企業が少なくないという。Exa Enterprise AIはこのような背景を踏まえ、セキュリティやコンプライアンス面に配慮しつつ、精度やスピードが高精度なサービスを提供するために、日本マイクロソフトと連携し、exaBase 生成AIでのGPT-4oの提供を開始したという。