アップル「App Store」競争保護法違反の疑い、スペインで調査開始
スペインの国家市場競争委員会(CNMC)は7月24日、アップルに対し、反競争的な行為に関する調査を開始したことを発表した。
アプリ開発者に対して不公正な取引条件を提示した疑い
調査対象はアップルのアプリ配信サービス「App Store」。CNMCは調査に至った理由として、同社がアプリ開発者に対し、不公平な条件での取引を求めた疑いがあるとしている。
CNMCの主張が認められればアップルの行為は競争保護法違反となり、最大で全世界の収益の10%分の罰金を課せられる可能性がある。一方、アップルは公平な競争をしていると主張し、当局と協力して対応を進めると表明した。
スペインの国家市場競争委員会(CNMC)は7月24日、アップルに対し、反競争的な行為に関する調査を開始したことを発表した。7月25日(現地時間)、英ロイター通信が報じている。
スペインの国家市場競争委員会(CNMC)は7月24日、アップルに対し、反競争的な行為に関する調査を開始したと発表した。7月25日(現地時間)、英ロイターが報じている。
アプリ開発者に対して不公正な取引条件を提示した疑い
記事によると、調査対象はアップルのアプリ配信サービス「App Store」。CNMCは調査に至った理由として、同社がアプリ開発者に対し、不公平な条件での取引を求めた疑いがあるとしている。
CNMCの主張が認められればアップルの行為は競争保護法違反となり、最大で全世界の収益の10%分の罰金を課せられる可能性がある。
一方、アップルは本件について「公平な競争をしている」と反論する声明を発表。当局と協力して対応を進めていく方針を示した。
欧州連合(EU)各国では現在、大手IT企業への規制が強まっている。アップルも2024年3月、iOS向けアプリストアのサードパーティーへの開放をEU圏内限定で認めていた。
文● @sumire_kon