Xで「投稿がAI学習に使われる」注意喚起が話題 除外設定が出現「最初からON」「不明瞭」疑念の声も

AI要約

7月26日ごろよりX上で「自分の投稿がAI学習に用いられる可能性がある」という注意喚起に注目が集まっており、AI学習からオプトアウト(除外)できる設定項目が出現したと話題になっている。

Xは2024年より関連企業であるxAIが運営する生成AIを活用したチャットツール「Grok」をXの有料会員制度「X Premium」加入者に向けて提供している。利用していない場合でもXアプリのナビゲーションタブに表示されるため、認知している方も多いだろう。

今回話題になった注意喚起では、Grokの学習プロセスにおいて、自分の投稿したポストを用いられる可能性があるというもので、発端となった海外投稿は3万いいね、日本語ても海外発信の情報を引用した形で1万RP(リポスト)を超える注目が集まっていた。

Xで「投稿がAI学習に使われる」注意喚起が話題 除外設定が出現「最初からON」「不明瞭」疑念の声も

7月26日ごろよりX上で「自分の投稿がAI学習に用いられる可能性がある」という注意喚起に注目が集まっており、AI学習からオプトアウト(除外)できる設定項目が出現したと話題になっている。

Xは2024年より関連企業であるxAIが運営する生成AIを活用したチャットツール「Grok」をXの有料会員制度「X Premium」加入者に向けて提供している。利用していない場合でもXアプリのナビゲーションタブに表示されるため、認知している方も多いだろう。

今回話題になった注意喚起では、Grokの学習プロセスにおいて、自分の投稿したポストを用いられる可能性があるというもので、発端となった海外投稿は3万いいね、日本語ても海外発信の情報を引用した形で1万RP(リポスト)を超える注目が集まっていた。同時に、学習対象にさせないようにする設定方法も紹介されており、設定画面で「プライバシーと安全」→「Grok」にあるチェックボックスを外すことでオプトアウトできると伝えていた。

しかし、当該のチェックボックスには「ポストに加えて、Grokでのやり取り、インプット、結果をトレーニングと調整に利用することを許可する」との記載であることから「『ポストに加えて』とあるので、一般投稿はこの設定で関係ないのでは」と、直接的に関係ないという指摘がコミュニティノートなどで寄せられている。

そんな中、話題になった翌27日にXのセキュリティチームは公式アカウント(@XSecurity)にて「すべてのXユーザーは、公開投稿をAI検索アシスタントGrokのレーニングに使用できるかどうかを制御できます(All X users have the ability to control whether their public posts can be used to train Grok)」とポストで言及。一般的な投稿もこの設定項目の対象になることを伝えた。

ただ、同ポストに添付されたヘルプページ内には「アカウントを非公開にすることで、自分の投稿がGrokのトレーニングに使用されないようにすることもできます」との文言が記載されており、先の発言と主張が不一致しているとの指摘もあり、疑念は未だ晴れていない。いずれにせよ、AI学習に忌避感を持つ方は一度確認しておいても損はない。

※現在この設定はウェブ版でのみ可能で、アプリ版は今後実装予定とのことです。関連欄に直接リンクを掲載しています。