「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開
ソラナ(Solana)基盤のステーキングプロトコル「ジト(Jito)」が、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング(Jito Restaking)」のコードを公開した。
「ジトリステーキング」では、SPLトークンを基準に発行された様々なトークンをステーキング及びリステーキングできるようになり、これらのトークンはLRT(Liquid Restaking Tokens)として管理可能。
「ジトリステーキング」の仕組みは、ヴォルトプログラムとリステーキングプログラムが組み合わさることで実現されており、ヴォルトプログラムではLRTの発行や焼却、委任管理を行い、リステーキングプログラムではアクティブ検証サービスやスラッシングを実行。
ソラナ(Solana)基盤のステーキングプロトコル「ジト(Jito)」が、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング(Jito Restaking)」のコードを公開した。「ジト」の独自トークン「JTO」発行元である「ジト財団(Jito Foundation)」が7月25日発表した。
今回「ジトリステーキング」のコードが公開されたことで、ソラナのトークン規格であるSPLトークンを基準に発行された様々なトークンを、同ステーキングプラットフォームにステーキング及びリステーキングできるとのこと。さらにこれらのトークンは、LRT(Liquid Restaking Tokens)としての管理も可能だという。
なおこの仕組みは、「ジトリステーキング」における主要部品であるヴォルトプログラム(Vault Program)とリステーキングプログラム(Restaking Program)が組み合わさることで実現しているとのこと。
具体的には、ヴォルトプログラムでLRTの発行や焼却、委任管理を行い、複数のSPLトークンをサポートするという。またリステーキングプログラムでは、アクティブ検証サービス(AVS)やオペレーターの管理、報酬分配、スラッシングを実施するとのこと。
なおスラッシングは、ノード維持・管理の失敗によりステーキングしたトークンが没収される罰則のことである。
リステーキングとは、既にステーキングされたトークンを再度ステーキングし、担保にする技術である。またイーサリアム(Ethereum)ベースのリステーキングプロトコル「アイゲンレイヤー(EigenLayer)」を例にすると、イーサリアムによって確立された経済的信頼をオラクル、ブリッジ、サイドチェーンなどの他の分散システムのセキュリティに拡張するといった概念もある。