職場で最もストレスを感じているのは「課長級」 男性40代・女性30代以降「昇進したくない」【マイナビ調べ】

AI要約

マイナビは、「マイナビ ライフキャリア実態調査2024年(働き方・キャリア編)」を実施し、全国15歳以上の男女14,000人が回答。課長級や管理職のストレス、昇進意欲の低下、副業でのAI利用などについて明らかにした。

管理職のストレス原因に関して、課長級は意見の取り入れられやすさや人間関係の満足度に課題があり、昇進意欲に影響を与えていることが示唆された。

副業でのAI利用に関して、生成AIを利用する人は年間収入が高く、主にIT関連技術者が利用しており、情報収集やアイディア出しに活用されている。

職場で最もストレスを感じているのは「課長級」 男性40代・女性30代以降「昇進したくない」【マイナビ調べ】

マイナビは、「マイナビ ライフキャリア実態調査2024年(働き方・キャリア編)」を実施した。現在のキャリアと生活の実態や変化などについて、全国15歳以上の男女14,000人が回答している。

 

まず、正社員に対し「仕事上のストレスを感じているか」を聞くと、最もストレスを感じているのは「課長級」で54.5%、ついで「主任級以下(非管理職)」が51.6%、「部長級」が49.7%と続いた。

管理職が仕事上で感じたことを見ると、課長級は「職場での意見の取り入れられやすさ」が43.7%で、部長級の62.9%を大きく下回っていた。その他「職場での人間関係の満足度」「職場に自分が成長するよう励ましてくれる人がいる」においても低い傾向が見られ、職場でのストレスにつながっていることがうかがえた。

また、正社員で現在役職がない人の今後の昇進意欲を見たところ、男女ともに年代が上がるほど意欲が低下しており、男性40代・女性30代で「昇進したくない」が「昇進したい」を上回っていた。

 

続いて、本業とは別に副業で生成AIを利用しているかを聞くと、本業でのAI利用率が24.1%だったのに対し、副業では41.3%と、17.2ポイント上回っていた。

副業での年間収入を見ると、生成AIを副業で利用している人は平均119.1万円で、利用していない人と比べ約2倍にのぼっていた。

副業の職種別で生成AI利用率を見ると、「IT関連技術者」が66.4%で最多となり、ついで「社会福祉・法務・経営専門職業従事者」「記者・編集者・美術家・デザイナー」と続いた。また、生成AIの利用目的としては、「情報収集・調査」(32.9%)、「アイディア出し」(31.6%)などが上位となった。

 

・【調査期間】2024年4月12日(金)~2024年4月16日(火)

・【調査方法】インターネット調査

・【調査対象】全国15歳以上の男女

・【有効回答数】14,000名(男性:6,766名、女性:7,234名)