BBSec、AIサービスの提供者・利用者向けセキュリティ対策支援サービスを提供

　株式会社ブロードバンドセキュリティ（以下、BBSec）は12日、AI時代に対応した各種サイバーセキュリティ対策支援を提供開始すると発表した。

　BBSecでは、2024年4月に経済産業省と総務省が発表した、生成AIの普及をはじめとする急激な変化などに対応し、AIの安全安心な活用を促進することを目的とした「AI事業者ガイドライン（第1.0版）」に基づき、AI提供者およびAI利用者向けのサイバーセキュリティ対策を支援するサービスを順次提供する。

　「AIサービス提供者向けセキュリティガイドライン整備支援」は、AIサービス提供者に求められるセキュリティ要件を明示したガイドライン（実践規範）のひな形の提供と、顧客の事業に合わせた整備を支援する。ひな形には、リスク分析と対策、適正利用のための情報提供、AIシステム・サービスの構成やデータに含まれるバイアスへの配慮、プライバシー保護の要件、セキュリティ・脆弱性対策、システムアーキテクチャの文書化、ステークホルダーと利用者への説明責任と情報開示などが含まれる。

　「AIサービス利用者向けセキュリティガイドライン整備支援」は、AIサービス利用者に求められるセキュリティ要件を明示したガイドライン（実践規範）のひな形の提供と、顧客の事業に合わせた整備を支援する。ひな形には、安全に配慮した適正利用、入力データ・プロンプト・出力結果に含まれるバイアス配慮、個人情報保護、プライバシー侵害への配慮、セキュリティ脆弱性の理解、ステークホルダーへの説明責任などが含まれる。

　「AIサービス提供者向けセキュリティアセスメントサービス」は、AIサービス提供者に求められるセキュリティ要件に対する対策状況を包括的に評価し、今後の強化に向けた対策ロードマップ案を策定する。アセスメント項目には、規定の整備、AIサービスへのアクセス制御と認証、定期的なセキュリティ監査と脆弱性評価、AIモデルの透明性と説明可能性、データ保護とプライバシーの公開、インシデント対応計画、セキュリティ教育の実施などが含まれる。

　「AIサービス利用者向け情報セキュリティ教育サービス」は、AIサービス利用に際して知っておくべき最新のセキュリティ脅威、潜在的なリスク、適切な利用方法、セキュリティ対策について説明する。セキュリティ意識を高めることで、利用者がリスクを回避し、安心してAI技術を活用できるようサポートする。