藤井聡太名人、初防衛なるか、豊島将之九段は連勝狙う 名人戦第5局開始

AI要約

藤井聡太名人と豊島将之九段による第82期名人戦第5局が北海道紋別市で行われ、藤井が初防衛に王手をかけている状況が報じられた。

対局は、豊島が後手で四間飛車を選択し、藤井戦37局目にして初めて飛車を振ったことが注目された。

対局は開局時の気温8度の中、持ち時間各9時間で行われ、27日までに終局する見込みで、豊島は5期ぶりの名人復位に向けて最後のチャンスを迎えている。

 藤井聡太名人(21)=王将含む全8冠=の3勝、豊島将之九段(34)の1勝で迎えた将棋の第82期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)第5局が26日、北海道紋別市のホテルオホーツクパレスで午前9時に始まった。後手の豊島は16手目に四間飛車を選択。今シリーズだけでなく、藤井戦37局目にして初めて飛車を振った。

 北緯44度に位置し、オホーツク海に面する現地の開局時の気温は8度。最高気温は13度の予報だ。

 持ち時間は各9時間で、午後6時30分時点で手番の棋士が手を封じ指し掛けとなる。27日午前9時に再開し、終局は同日夜の見込み。

 藤井は初防衛に王手をかけている。豊島は5期ぶりの名人復位に向け、もう1敗もできない状況だ。