ASKAが中国との「国交断絶」の声に私見 日本人10歳男児刺され死亡「花束を置いたのも中国人」

AI要約

シンガー・ソングライターASKAがSNSで中国の日本人学校での事件について言及し、反日感情と冷静さを訴える。

事件を受けて日本文学研究者やエジプト出身のタレントもコメントし、反日教育や日中関係について議論が広がる。

フィフィは日中友好議員連盟の対中外交に疑問を投げかけ、中国との関係について不信感を表明。

ASKAが中国との「国交断絶」の声に私見 日本人10歳男児刺され死亡「花束を置いたのも中国人」

 シンガー・ソングライターASKAが19日、X(旧ツイッター)を更新。中国・広東省深■(■は土ヘンに川)市の日本人学校に通う男子児童(10)が男に刺されて死亡した事件をめぐるSNSの声に言及した。

 ASKAは「ネットで『中国と国交断絶』を唱える人たちがいる」と切り出し、「深■(■は土ヘンに川)で起こった日本人児童刺殺事件の事も、反日感情を示す動画の存在も知ってる」とした上で、「しかし、その刺殺現場に花束を置いたのも中国人だった」と投稿。現場となった学校周辺では男児の死を悼む声があがり、花を手向ける地元の人々の姿も見られることも示した。

 今回の事件で、日本の一部SNS上では中国に対するアンチコメントも散見されるが、ASKAは「今、第三次世界大戦突入直前」と私見を述べた上で「『次の戦争はアジア』というシナリオを書き換える事ができるのはアジア人」だと訴え、冷静さを求めた。

 今回の事件をめぐっては、芸能人や著名人からもさまざまな声があがっている。日本文学研究者のロバート・キャンベル東大名誉教授は「いたたまれない事件です」と言及。被疑者の男を非難した地元男性の言葉を紹介した記事を引用し、「多くの中国人が犯人の蛮行を非難するのは当たり前のこと」とした上で、「むしろ報道として問うべきは、繰り返される日本児童への暴力の根っこにある行き過ぎた反日教育と、今、その土地で暮らし学んでいる子供をどう守るか、という点ではないでしょうか?」と投げかけた。

 一方、エジプト出身のタレント、フィフィは「二階さんは中国にまで出向いて『中国への修学旅行を推進』なんてこと言ってましたね」と、日中友好議員連盟の二階俊博会長の対中外交について触れ、「日本を敵視して憎しみを植え付けている国に、誰が我が子を連れて行きたいと思いますか。現実が見えていない、見ているのは自分の足元だけ、中国とのパイプなんて所詮こんなもん、何も機能していなかったってこと」と不信感をあらわにした。