日テレvsSTARTO社のゴタゴタで「24時間テレビ」の欺瞞が浮き彫り…出演は嵐・相葉雅紀のみ

AI要約

日本テレビの幹部局員が、今年の「24時間テレビ」でS社所属の若手アイドルグループの出演交渉が実現せず、関係を見直す意向を示す。

日テレは視聴率を気にしてS社のタレントを出演させようとしたが、結局は嵐の相葉雅紀のみが出演。イオンと日産のスポンサーにも影響がある。

過去の出来事や問題報道もあり、日テレのイメージが悪化。S社所属の若手アイドルグループの出演は重要だった。

日テレvsSTARTO社のゴタゴタで「24時間テレビ」の欺瞞が浮き彫り…出演は嵐・相葉雅紀のみ

「恩を仇で返すとは、まさにこのことだ。今後は、全ての付き合いを含め、いったん、ゼロベースにして関係を見直す時期に来ている」と語気を強めて語るのは日本テレビのある幹部局員。同局の看板番組である「24時間テレビ47」(8月31日、9月1日OA)が間近に迫るなか、その怒りの矛先が向かうのは、STARTO ENTERTAINMENT社(以下、S社)。理由は、水面下で密かに出演交渉していたS社所属の「timelesz」「King & Prince」「SixTONES」「Snow Man」「なにわ男子」といった人気若手アイドルグループの出演が最終的に実現しなかったからだという。

「結局、今年の『24時間テレビ』に出演するのは嵐の相葉雅紀一人です。先に放送されたフジテレビの『27時間テレビ』には多くの同社の若手アイドルグループを出演させていた。『24時間テレビ』は長年にわたり旧ジャニーズ事務所のタレントをメインに起用し売り出しにも協力してきた。故ジャニー喜多川氏による性加害問題が露見した昨年も多くのテレビ局が旧ジャニーズ勢と露骨に距離を置くなか日テレは批判されながらも出演させ続けた。それが一転、“セクシー田中さん事件”や“24時間テレビ横領事件”などが相次いで報じられ、日テレのイメージが悪くなったと見るや露骨に出演を固辞したと受け止められています」(スポーツ紙芸能担当記者)

 背景にあるのは、日テレが今年度、是が非でもS社に所属する若手アイドルグループを出演させたかったという本音だ。

「今年度の視聴率次第では同番組の来年度の放送がなくなる可能性があるからです。メインスポンサーである日産とイオンは今年度の視聴率に着目している。ボーダーは世帯平均視聴率10%。それ以下だと撤退するといわれています。日テレとしては数字を持っているS社のタレントは何としても出演させたかったわけです」(制作関係者)