「虎に翼」ゲイ役の当事者俳優感慨「LGBTが登場するドラマがもっと増える事を願っています」

AI要約

水越とものりがNHK連続テレビ小説「虎に翼」にゲイ役として出演し、オープンリーゲイ俳優としての活動を報告。

水越は役柄についての感慨や自身の生き方について述べ、LGBTコミュニティへの思いを綴った。

彼の演技やメッセージが広く受け入れられることを願い、今後もLGBTが登場するドラマの増加を望む旨を述べている。

「虎に翼」ゲイ役の当事者俳優感慨「LGBTが登場するドラマがもっと増える事を願っています」

 ゲイであることをカミングアウトしている「オープンリーゲイ」の俳優、水越とものりが21日、自身のX(旧ツイッター)を更新。同日放送のNHK連続テレビ小説「虎に翼」にゲイ役として出演したことを報告し、当事者として演じたことの感慨をつづった。

 水越は「本日『虎に翼』でオープンリーゲイ俳優としてゲイ役を演じさせて頂きました」と報告。4月期のTBS系ドラマ「9ボーダー」に続き今年2度目であることを明かし「誇りに思います」と記した。

 さらに「長い歴史を持つ朝ドラに当事者役で初出演する事になるとは想像もしていなかったです」と胸中をつづると「小さな役ではありましたが僕の人生にとっては大きな仕事でした」と振り返った。

 「そして劇中語られる物語も心に響くものばかり」とし、「『無かったことになる』=存在していないと同じ」「僕も最後おじいちゃんになった時「幸せだった」と言いたい」とリストアップ。「愛を証明する方法はいくらでもあると思いますが重要なのは『選択』という自由。得られる権利がそこにあるかないかでは全然意味が違う」と記した。

 水越は「だからこそ僕はこれからもオープンに生きていきたいと思う。これから生まれてくるLGBTの子供達の為にも 僕には世界を変える力はないけど、これくらいの事なら頑張れる」とコメント。「そして今回の様にLGBTが登場するドラマがもっと増える事を願っています」とし、「ご覧いただいた皆さんありがとうございました」と視聴者に感謝した。

 水越は、轟太一(戸塚純貴)恋人、遠藤時雄(和田正人)の友人のゲイカップルの1人、秋田役で出演した。