カマラ・ハリス、出馬から6日で早くも「才能発揮」か。抜群の"センス"と"行動力"で若年層の心をつかむ

AI要約

アメリカの副大統領であるカマラ・ハリスが人気リアリティ番組『ル・ポールのドラァグ・レース:オールスターズ』に出演し、投票の大切さを呼びかけた。

ハリスは有名人と共に基本的な権利と自由の重要性について語り、視聴者に投票への力を訴えた。

彼女の政治的な勢いはミームを生み出す才能を含め、若い有権者層にも影響を与えている。

カマラ・ハリス、出馬から6日で早くも「才能発揮」か。抜群の

カマラ・ハリス米副大統領が、なんとアメリカの人気リアリティ番組『ル・ポールのドラァグ・レース:オールスターズ』に出演を果たした。

ジョー・バイデン大統領が2024年の大統領選からの撤退を発表し、直後に出馬を表明したハリス副大統領。そこから1週間も経たないうちに、人気番組に出演するという見事な行動力をみせている。もちろん、ただ出演しただけには終わらない。彼女は予め録画したビデオメッセージにて、視聴者に向けて投票の大切さを呼びかけた。

ハリスは、『サタデー・ナイト・ライブ』の人気コメディアン、レスリー・ジョーンズや、そのほか人気アイドルグループ、著名なセレブたちと並んで、「私たちは、愛する人をただ純粋に愛すること、オープンに誇りを持って毎日を生きることを含め、日々の生活の中で、多くの基本的な権利と自由が攻撃されてきました。今この瞬間も、それを目の当たりにしています」と述べた。(ルポール自身は残念ながらこの回に欠席した)。

そして「だからこそ、私たちは何度でも立ち向かうわけです。決して、誰も一人ではありません。私たちはともに戦います。あなたの投票があなたの力になります」と続け、視聴者に有権者登録をするよう呼びかけてメッセージを締めくくった。

最後に、ハリスを支持するセレブたちが「アーメン」と口をそろえ、投票を呼びかけるボードを掲げた。しかしその際に、ジョーンズが誤ってボードを逆さまに持ってしまったのを見て、ハリスは思わず大爆笑。その瞬間が、ミームとなってSNS上で拡散している。

大統領選出馬を表明してからわずか6日。ハリスは早くもミームを生み出す才能が政治的に一つの強みになることを証明してみせた。昨年の“ココナッツの木”のスピーチ(母親に「あなたたちはね、ココナッツの木からボトンッて落ちてきたのよ!」と言われたと明かして豪快に笑ったエピソード)もミームになっており、ハリスは特に若い有権者層の中でもオンラインで注目を集めている。

今回『ドラァグ・レース』に出演したのも、その波に乗った上での判断と思われ、民主党が待ち望んでいた勢いを見事に駆り立てている。