青木さやか「自分発企画、大泉洋さんと北海道・旭川市でトークショー!翌日はなぜかタクシーで路線バスを追いかける羽目に」

AI要約

青木さんが北海道・旭川で開催した「大泉洋with青木さやか ザ・トークショー」についての経験を綴る。

終了後の反省や落ち着きを取り戻すために、美瑛への節約旅を決意する青木さんの様子。

初めての節約旅に挑戦しながら、美瑛までの旅の計画を立てる青木さんの姿。

青木さやか「自分発企画、大泉洋さんと北海道・旭川市でトークショー!翌日はなぜかタクシーで路線バスを追いかける羽目に」

お笑いの仕事だけでなく、女優・エッセイストとしても忙しい毎日を送る青木さん。今回は「北海道・旭川を旅する人として」を綴ります。

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◆「大泉洋with青木さやか ザ・トークショー」を開催

「with青木さやか」というイベントを立ち上げた。全国各地で、その土地に縁のあるゲストと楽しい時間をお送りするイベント。各地の行政と連携し、売り上げの一部を寄付する。

初回は北海道旭川にて「大泉洋with青木さやか ザ・トークショー」を開催。盛り上がるとはこういうことか!洋さんの登場で割れんばかりの拍手と悲鳴?がやまない(とめなかったら90分そのままだったに違いない!凄すぎる!)

おかげさまで無事終了。洋さん、皆さん、ありがとうございました。

興奮も安堵もあったが、わたしは、なんだか想像通りに行かなかったことで、意気消沈し娘に電話。

「ママ、いま終わりました。洋さんとのライブ」

「だれ?」

「大泉洋」

「すご!」

「洋さんに助けてもらって盛り上がった」

「いいじゃん」

「だけど、ママが思ったのと違った、ママが考えたクイズとか、あんま。それに洋さんの話がどこまであるかわからなくて進行が変だった」

「そういう時もあるよ」

「打ち合わせした方がよかったのかな」

「そうかもね」

「もっと、うまく、まわせると思った」

「次、頑張れば」

「だけど、初めてにしてはうまくいったとも言える」

「よかったじゃん」

「だけど、ゲストの話を変に切ってしまったな、もっとうまく、できると思ってた」

「もう電話切っていい?」

◆旭川から美瑛への節約旅

わたしは、旭川の町で、佇んだ。

with青木さやかの立ち上げに、ここまで走ってきた。終わった。

兎も角、元気に旭川に来ることだけを考えて、前日には北海道に入ろう!とか色々。帰りの飛行機をとることすら、失念していた。

明日は、何もない。ちょっと落ち着こう。それに、ここまで頑張って準備してきたじゃないか。自分を労おう。

7月後半の旭川は30度をこえ、暑かったが、日影に入ると途端に涼しい。

Instagramにライブの様子を載せると、多くのメッセージが入っていた。お客様からで、楽しかった嬉しかった洋さんに会えたありがとうメッセージの中に、「もし旭川から旅に行くなら美瑛の温泉がよい、富良野のラベンダーも見頃」というものを見つけ、そうしようと決めた。

翌朝、わたしは連泊しようとホテルに聞いたが満室。そこで、近くのドーミーインのシングルをおさえ、荷物だけ置いて旭川駅前のバス停に向かった。

わたしは、いま人生で初めて、節約に挑戦しているのだ。収入より支出が多いここ数年(ダメだろ!)カードでいくら使っているかも把握せず(どうにかしたい!)だからできるだけ、ここ半年現金主義で動いている。

というわけで、美瑛の温泉に泊まる手もあったが、お金の計算をしてみると明らかに旭川のホテルに泊まり、美瑛までは路線バスが一番安価。片道90分、1200円ほどでいけるのだ。