公明・山口代表「首相の英断期待」 パー券公開基準額の引き下げ要求

AI要約

公明党の山口那津男代表は、政治資金パーティー券購入者の公開基準額引き下げを提案し、自民党に歩み寄りを求めた。

自民党の政治資金規正法改正案に対し、山口氏は修正を要求する姿勢を示した。

公明、日本維新の会、国民民主党などが同様の政策を掲げており、自民党の対応次第で合意が広がる可能性がある。

公明・山口代表「首相の英断期待」 パー券公開基準額の引き下げ要求

 公明党の山口那津男代表は30日のBS番組で、政治資金パーティー券購入者の公開基準額について「20万円超」から「5万円超」への引き下げを改めて訴えた。「自民党のリーダーの英断を期待したい」と述べ、岸田文雄首相(自民党総裁)に歩み寄りを求めた。

 自民が衆院に提出した政治資金規正法改正案は、公開基準額を「10万円超」としている。

 自民は29日、施行後3年をめどとした見直し規定などを盛り込んだ修正案を提示したが、公開基準額は変えていない。

 山口氏は30日の党会合で「修正案はそのまま賛同することはできない」と表明し、更なる修正を求めていた。

 山口氏は、公明と同様に日本維新の会や国民民主党も「5万円超」への引き下げを掲げていることに触れ、「自民が5万円超と決断すればかなり幅広い合意になる」と指摘。山口氏は「我々の意見、矢は放たれているわけだから、それをどう受けるか、返すかは自民次第だ」と説明した。【野間口陽】